A Quiet Place(クワイエット・プレイス)絶望と希望と信仰と

ジョン・クラシンスキー監督&主演の『クワイエット・プレイス』に関する私の考えと感想です。

カモコです(^▽^)o

先日、話題の『クワイエット・プレイス』を見てきました!

映画を見て考えたこと、調べてからまた考えたことを少し書きます。

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『クワイエット・プレイス』作品情報

予告動画

基本情報

●原題:A Quiet Place
●監督:ジョン・クラシンスキー
●脚本:ジョン・クラシンスキー、スコット・ベック、ブライアン・ウッズ
●ジャンル:SF、ホラー、ドラマ
●上映時間:95分
●製作国:アメリカ
●アメリカ公開日:2018年4月6日
●日本公開日:2018年9月28日

クワイエット・プレイス:宗教観からの考察

ストーリーのネタバレになります。ご了承ください。

映画の設定

© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

設定は近未来。

恐ろしい”何か”によって人類は絶滅の危機にさらされ、文明は壊滅状態。

”何か”は音に敏感に反応し、少しでも音を立てればあっという間に捕獲され、破壊され、虐殺される。

生き残るためには、少しの音も立てないように、静寂と共に生きるしかない。

怖れと怯え

© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

小さな音さえ危険な世界。

生き残った人々は極限まで音を立てないように注意深く生きる。

しかし、音を立てずに生きるというのは至難の業だ。

それでもやるしかない。

少しでも音を立てれば殺されてしまう。

”何か”は俊敏で、強力。逃げることは不可能。

音を立てることを恐れ、虐殺されることに怯える毎日。

人は大きなストレスを抱えて暮らし、気が休まる時がない。

恐怖に耐え切れず、自ら命を捨てる者も…

心のよりどころ

この映画のような状況下で人が心を寄せるのは、家族や友人でしょう。

そして宗教。

祈るしかない毎日、祈らずにはいられない毎日を過ごすことになります。

この映画の主役、アボット家はキリスト教徒です。

映画の資料に記載されていたり、映画のセリフに出てはきませんが、彼らが食事の前にお祈りを捧げること、ボー(末の息子)がさらわれた場所に十字架があることでわかります。

食事の前のお祈り

© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

(このシーン、手を繋いでいるのは神への祈りですよ)

ボーがさらわれた場所

© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

こんな世界になったら、それまで宗教に関係なく生きていた人でも真剣に祈るでしょうね。

キリスト教、仏教、イスラム教、その他の宗教のどれか、もしくは『ミスト』みたいに新興宗教やカルトに走る人も出てくると思います。

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カトリックか、プロテスタントか

アボット家がキリスト教徒だと、映画を見た時にわかったのですが、次に調べたのは、彼らが「カトリック」だったのか、「プロテスタント」だったのか。(または他の宗派か)

映画の中に、宗教的なものは、上記のお祈りと十字架の二つくらいしか出てなかったので、この映画は宗教がテーマではありません。

なぜ、カトリックかプロテスタントか調べたかというと、エヴリンの出産に関して、宗教的な思想が反映しているのではないかと思ったからです。

検索して(英語での調査)みましたが、アボット家がカトリックかプロテスタントかはわかりませんでした。

でもわかったことがひとつ。

ジョン・クラシンスキーはカトリック教徒。

これが確認できた時に、もしかしたら映画に彼の宗教観が反映されているのかもと思いました。

クラシンスキーと他の脚本担当の2名が、アボット家をカトリックと設定したかどうかはわかりませんが、クラシンスキーが自然にカトリックの宗教観をストーリーに反映したのであれば、エヴリンの妊娠と出産の背景が見えてきます。

宗教と出産

カトリックは避妊と中絶に否定的です。

現代社会では避妊を全面否定するのが難しくなってきているので、避妊に関しては寛容になってきているようですが、中絶は非難の対象となります。

リーとエヴリンが、ボーを失くしたことで子供を作ろうとしたのか、夫婦が自然に愛し合った結果妊娠したのかはわかりませんが、もしアボット家がカトリックならば、中絶はできません。

映画の中の主人公たちに感情移入して考えてみれば、エヴリンの妊娠と出産に夫婦の大きな葛藤があったことは容易に考えられます。

音を立ててはいけない世界で妊婦が無事に生活できるのか、出産できるのか、生まれた子が声を上げたとたんに攫われないか、など、妊娠が判明した後、毎日が不安と葛藤の日々でしょう。

(彼らがカトリックだと仮定して)異常な環境では中絶もやむを得ないと夫婦で話し合ったかもしれませんね。

医者にかかれない状況で出産するのは母体に負担がかかり過ぎるし、産後にどうなるかもわかりません。

それでもエヴリンは産もうと思ったのではないでしょうか。

キリスト教の考えでは、子供は愛。子供は希望。

神を信仰するキリスト教徒であれば、授かった子は”神の意志”だと受け止めたかもしれません。新しい命が宿ったことを、二人は”希望”と捉えたのかもしれません。

参考:立命館大学生存学研究センター

キリスト教と中絶問題については、NETFLIXで配信されている「彼女の権利、彼らの決断」というドキュメンタリーを見ればよくわかりますよ。

リーとキリスト

『クワイエット・プレイス』と宗教観について検索していたら、面白い結果が出ました。

いくつかのキリスト教関連のサイトが、『クワイエット・プレイス』とキリスト教を結び付けて考え、この映画を歓迎していました。

例えば、THE CHRISTIAN POST

(他にもサイトがありました)

終盤にリーが自ら犠牲となって子供たちを救った姿が、キリストのようだと絶賛です。

But the fact remains that it is a powerful tale which is consistent with Christian valuation of the family and which offers a powerful analogy of atonement in the loving father who acts as a Christ-figure in laying down his life for his children.

引用:THE CHRISTIAN POST

キリスト教関連の人たちが、私と同じように、この映画とキリスト教を関連付けて考えたとは(^^;)

あながち私の考えは間違っていないのかも(?)

エミリー・ブラント

© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

クラシンスキーがカトリックではないかと調べていた時にたどり着いた、The Globe and Mailの記事の中に、ジョン&エミリー夫妻のかわいいところを見つけました(*^_^*)

エヴリンの出産シーンを撮影した時のクラシンスキーの感想と、

It did make me fall in love with my wife more, absolutely.

エヴリン役をやってくれないかと相談した後の、妻の反応とクラシンスキーの喜びようが、インタビュー記事に記載されていました。

‘You can’t let anyone else do this role.’ It was like she was proposing to me. She said, ‘Will you let me do this role?’ People think I’m being nice, but it’s true: It’s the best compliment of my career, because I know first-hand what goes into her decisions.

エミリー・ブラントとジョン・クラシンスキーはいい夫婦ですよね~(*^▽^*)

末永く、仲良し夫婦でいて欲しいです♡

『クワイエット・プレイス』感想

後回しになりましたが、『クワイエット・プレイス』、最高でした!!

とてもいい映画でした!

みんなが絶賛するはずですね(*^▽^*)

ノア・ジュプくんも、ミリセント・シモンズも、素晴らしい演技でした!!

続編が待ち遠しい~

個人的にとても怖かったシーン…

私、階段に置いたベルトを踏んだことがあるんです。

ベルトの留め金が上向きになっているところを足で踏んだんですよ…

それは、それは痛かったです(>_<)!

大きな穴が足の裏に空きました。

エヴリンが階段でクギを踏んだシーンは、それを思い出して心の中でのたうち回りました(ㅇㅁㅇ;;)

そのシーンの後は、

「早く、早くあのクギを何とかして!!」と心の中で叫び続けました(^^;)

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