【オーロラ消えた難破船】亡霊がリアナの宿に集まる理由とは。

Netflixオリジナル

島の宿で次々に起こる怪奇現象。沖で座礁した客船で何が起こったのか?なぜ死者はリアナの宿にやって来るのか…?!Netflix配信のフィリピン映画「オーロラ消えた難破船」のあらすじ、登場人物、キャスト紹介とネタバレあり感想。

 

カモコです(^▽^)o

4月25日Netflix配信開始の、フィリピン映画『オーロラ消えた難破船』を見ました!

座礁事故で犠牲になった人々の亡霊が、主人公のリアナの宿に出現し、リアナと妹を怖がらせますが、それには理由がありました。

社会問題も取り入れてあり、思った以上に良かったです。

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作品情報

 

 

ジャンル:ホラー
原題:Aurora
監督:ヤム・ララナス
時間:98分
製作国:フィリピン
アメリカ公開日:2019年1月18日
Netflix配信開始日:2019年4月25日

 

あらすじ

画像引用:(c)Netflix

 

フィリピンのとある島の沖で、大型客船が難破した。

海に突き出た岩にぶつかり座礁したのだ。

その事故のせいで、島には釣り人も寄り付かなくなり、住人たちは次々に家を引き払って島を離れていく。

島で宿を経営するリアナは、宿泊客が来なくなり困り果てる。

 

後日、事故を調査していた沿岸警備隊が、遺族や関係者に捜査を終了すると告げ、人が難破船に近づくことを禁じた。

まだ身内の遺体が見つかっていない遺族たちは仕方なく帰って行くが、リアナが島に残ることを知ったカストロが、もし遺体が浜辺に流れ着いたら保管して欲しいとリアナに頼む。そして遺体1体につき5万ペソ支払うことを約束した。

 

ある日、リアナは海の底に沈んだ無数の遺体が自分を見つめている夢を見る。その上、双眼鏡で沖を見た時には、座礁した岩の上に人影が見えた。

 

難破船のことが妙に気になったリアナは、カストロからの報酬を半額払うことを条件に、ボートを持つエディーに依頼し、密かに難破船の調査を始める。

 

それからというもの、リアナの宿の二階に不気味な人影が現れだした。

それは難破船の犠牲者たちだった。

 

 

登場人物/キャスト

 

◆リアナ(アン・カーティス)

島で宿を経営する若い女性。

◆リタ(フィービー・ビリャモール)

リアナの幼い妹。

◆エディー(アラン・パウル)

リアナに頼まれボートで難破船の近くを調べる。

◆セシル(アンドレア・デル・ロサリオ)

エディーの妻。

◆リッキー(マルコ・グマバオ)

リアナの友人。

◆フィリップ(アーノルド・レイエス)

リッキーの友人で、難破船事故の唯一の生き残り。

◆沿岸警備隊(リカルド・セペダ)

リアナに難破船に近づかないように警告する。

◆カストロ夫人(ルビー・ルイス)

難破船事故の遺族。リアナと連絡を取る。

 

 

感想(ネタバレなし)

 

『オーロラ消えた難破船』は、ホラーのジャンルに入っているようですが、ホラーという程のシーンはあまりありませんでした。

 

どちらかというと社会問題をテーマにしている映画で、なかなかの良作です。

 

B級ホラー映画かと思って見始めて、途中でチープな死体が動き出した時は、「出たよ、アジアのホラー映画」と思いましたが、後半で事故の原因がわかってから面白くなりました。

 

展開がスローなので、中盤がちょっと退屈します。死体が現れ出しても、特別驚く展開にはなりません。

 

だけど、ストーリーが良く出来ていて、色んなことがラストに繋がっていきます。

 

意外性には乏しいですけど、社会問題を取り入れたホラー映画として楽しめました。

 

『オーロラ消えた難破船』は、ホラーな展開には期待せずに、ヒューマンドラマとして見れば面白いですよ(^-^)

 

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ネタバレあり感想

 

画像引用:AURORA Official Full Trailer (c)Netflix

 

以下ネタバレあります。視聴後にご覧ください。

 

フィリピン映画『オーロラ消えた難破船』は、これまでに配信されたネットフリックス・オリジナル映画のアジア映画部門の中では、なかなかの良作でした。

 

後半では”社会派サスペンス的”な展開もあり、思ったよりストーリーに引き込まれました。

 

映画開始後まもなく、座礁事故を調査していた沿岸警備隊が、もう遺体は見つからないと言って帰って行きましたが、リアナは船と未回収の遺体を気にします。

ボートを持っているエディーに頼んで、海と陸から遺体を探そうとしますが、それにはカストロさんから頼まれたこと以外にも理由がありました。

 

リアナも遺族と同じように、事故で身内を亡くしていたからです。

遺族の悲しみや辛さが身に染みてわかるので、どうしても遺体が気になったんですね。

 

報酬と引き換えに、沖の船を調査するよう依頼されたエディーは、難破船から流れ出した船荷を拾って来ては、それを売って稼ごうとします。

それじゃ泥棒だと責めるリアナに、エディーは開き直って止めようとしません。

 

結局、エディーは当てにならず、リアナだけが真剣に難破船事故を気にかけます。

 

事故の原因と経緯

 

ある日、リアナがカストロの妻と電話で話すと、難破した客船には、定員を遥かに超えた人数の乗客が乗っていたことがわかります。

 

船の所有者も、船長も、全員が不法行為に加担していると言うのです。

 

そして、宿に現れるようになった背の高い男の死体の事情も見えてきます。

 

リタが役所で見た新聞に、28歳で亡くなった巨人症の男、ベンジャミン・デイヴィッドのことが書いてあったのです。

 

ベンジャミンの遺体は父親に引き取られ、難破した船で故郷へ運ばれる予定でした。

ところが、ベンジャミンの魂は、人々から常に好奇の目で見られ、イジメに遭った町へは戻りたくなかったのです。

 

亡霊となったベンジャミンが船長を操り、わざと船を座礁させたのでした。

 

事故の前にも、船内が停電したり、温度が異常に低下したりと、怪奇現象が起きていました。ベンジャミンの仕業だったんです。

 

事故の原因は、100%ホラーなんですが、この展開が映画の中で一番つまらなかったです。

このエピソードはなくても良かったんじゃないかなあ。

 

それから、事故原因とは別に現実的な問題がありました。

 

難破船事故で唯一生き残ったフィリップが告白するには、船の中には不法に人が詰め込まれ、立っていられないほどだったと言うのです。

 

物語後半、リアナとリタが宿の中の死体から逃げようとする時に、事故直後の難破船に入り込むという不思議な現象を体験します。

 

そして、船の中で起こった惨劇を目の当たりにするのです。

 

画像引用:AURORA Official Full Trailer (c)Netflix

 

狭い船内を逃げ惑う人々は折り重なってしまい、逃げることができませんでした。

逃げ遅れて体に火が付いたり、途中で死んでしまう人もいました。

事故現場はまさに地獄だったのです。

 

それもこれも、金儲けのために過剰に人や荷物を載せたことが原因でした。

 

助かりたいと必死だった乗客は、船からまっすぐ先に見える、浜辺近くのリアナの宿を目指して泳ごうとしたのです。

 

しかし、実際にはリアナの宿がある浜辺までは距離があり、たくさんの人が海に沈みました。

 

その無念が残り、遺体が亡霊となってリアナの宿の集まったのです。

 

 

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ラストシーン(ネタバレ)

 

映画のラスト、その不思議な現象を体験したリアナは、戻ってきた沿岸警備隊に、「みんなが泣き叫んでも誰も助けに来なかった。(定員オーバーを)知ってたから私たちを遠ざけたのね」と、遺族の前で発言します。

 

警備隊は知らぬフリをしますが、リアナの宿に入った遺族たちは、おびただしい数の遺体が倒れているのを目撃します。

そして、座礁した場所からオーロラ号が消えてしまいます。

 

まとめ

 

怪奇現象のビジュアルは、アジア映画特有のチープさで、イマイチ盛り上がりませんが、死者たちがリアナの宿に集まる理由や、事故に隠された問題が発覚する展開は、なかなか面白かったです。

 

ホラー映画だと思って見ると、物足りなさ過ぎますけど、ラストに繋がるストーリーを、ヒューマンドラマの視点から見れば楽しめます。

 

ベンジャミンのエピソードなしで、社会問題に焦点を絞ったミステリーにして欲しかったかな。

 

それから、ラストの遺体を、もうちょっと”事故後の遺体”に見えるようにして欲しかったです。。

 

ホラーシーンのビジュアルがもっと恐ろしければ、ホラー映画としても良かったかも。

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