見れば死ぬ!出れば死ぬ!【バード・ボックス】これはエンドゲームか?!

Netflixミステリー/スリラー

Netflixサンドラ・ブロック主演のSFスリラー映画『バード・ボックス』!見ると自殺するという怖ろしい”何か”が人を襲う世界。マロリーと子供たちは危険を承知で目隠しをしたまま激流を下る!映画の原作情報、登場人物、キャスト紹介、ネタバレあり感想と考察。

 

カモコです(^▽^)o

12月21日新着の、Netflixオリジナル映画『バード・ボックス』を見ました!

サンドラ・ブロック主演のSFスリラー映画ということで、ティーザーが出た時から興味がありました!

見ると死にたくなるという「何か」に襲われ、逃げ惑う人々…

襲われた人は自ら命を絶っていきます…

サンドラ・ブロック演じる主人公と子供たちはラストまで無事なのでしょうか…見たら死ぬと言われるものの正体は…?!

ネットフリックス・オリジナル映画『バード・ボックス/Bird Box』のストーリー、登場人物/キャスト紹介とネタバレあり感想&考察です。

『バード・ボックス』作品情報

 

謎の闇に突き動かされた者たちが相次々と命を絶ち、人口が激減して5年。ここまで生き延びてきた母親が2人の子供を連れて、安住の地を目指す危険な旅に出る。 Netflix

 

 

原題:Bird Box
監督:スサンネ・ビア
脚本:エリック・ハイセラー
ジャンル:スリラー、SF
上映時間:124分
製作国:アメリカ
Netflix配信開始日:2018年12月21日

 

『バード・ボックス』あらすじ

 

 

「町は大騒ぎよ。知らないの?」とジェシカが呆れる。

マロリーがテレビをつけると、原因不明の集団自殺のニュースが流れていた。東欧で発生した騒動は欧州やシベリアにも蔓延し、死者は数万人にのぼっている。

 

その後、マロリーは検診のためジェシカと病院へ行く。マロリーは妊娠していて出産日が近づいているのだ。

 

診察が終わったマロリーが病院を出ようとした時、廊下の女性が自らガラスに激しく頭を打ち付けていた。女性の異常な行動を見たマロリーは、ジェシカの車に乗り込むとすぐにその場を離れるようにと急かした。

 

ジェシカが車を走らせると、町はすでに混沌としていた。人々は逃げ惑い、車は暴走している。ニュースで見た他国と同じ状態だ。

その時、後部座席のジェシカの携帯が鳴った。運転しているジェシカの代わりに、マロリーが後ろを向いてバッグを探っていると、「一体何?」とジェシカが動揺し始める。瞬きもせずに前を見つめ、涙を流しながらめちゃくちゃに運転しだした。

マロリーは何が起こったのかわからない。「何を見たの?!」と聞いてもジェシカは答えない。

 

マロリーが叫んでもジェシカは耳をかさず、暴走したジェシカの車は道路わきの車に衝突し、横転した。

マロリーはなんとか車から這い出すことができた。見るとジェシカがふらふらと道路を歩いている。そして悲しそうな顔をしたままトラックに轢かれてしまった…。

みるみるうちにパニックが広がっていく。人々は悲鳴を上げながら見えない”何か”から逃げようともがき、車は衝突して炎を上げる。”何か”を見てしまった人たちは次々に死んでいく。

マロリーも走って逃げるが、身重で思うように走れない。そんなマロリーを助けようと駆け寄ってきた女性がいたが、彼女も”何か”を見た後、自ら燃え盛る車の中に入っていった…。

 

…続きは本編でお楽しみください(^-^)

 

登場人物/キャスト

 

◆マロリー(サンドラ・ブロック)

出産前の女性。グレッグの家に逃げ込む。

◆ジェシカ(サラ・ポールソン)

マロリーの妹。”何か”を見てしまい、自殺する。

◆ダグラス(ジョン・マルコビッチ)

マロリーを助けたリディアの夫。

◆グレッグ(B・D・ウォン)

マロリーが逃げ込んだ家の住人。

◆トム(トレヴァンテ・ローズ)

転んだマロリーを助け、一緒にグレッグの家に逃げ込む。

◆ゲイリー(トム・ホランダー)

同僚の家に避難していたと言う男。

◆チャーリー(リル・レル・ハウリー)

スーパーの従業員。人類の終末に詳しい。

◆オリンピア(ダニエル・マクドナルド

妊娠している女性。食料を求めてマロリーたちの建物に来る。

◆ガール(ヴィヴィアン・ライラ・ブレア)

マロリーと共に逃亡する女の子。

◆ボーイ(ジュリアン・エドワーズ)

マロリーと共に逃亡する男の子。

◆リック(プルイット・テイラー・ヴィンス)

無線の男。

◆ラッファム(パーミンダ・ナーグラ)

マロリーを担当する産婦人科医。

 

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『バード・ボックス』感想(ネタバレなし)

Bird Box | 5 Minute Sneak Peek © Netflix

 

Netflix視聴者が首を長くして待っていた話題の『バード・ボックス』。

 

映画は、主人公のマロリーと2人の子供が目隠しをして外へ出るところから始まります。マロリーは「何があっても絶対に目隠しを取ってはいけない!」と子供たちに厳しく言いつけた後、子供たちと一緒に手探りで林の中を進み、手探りでボートを川に浮かべます。

目隠しを外したら叩く!とまで言うマロリーの様子から、外の世界がとても危険だということがわかります。

 

一体、世界で何が起こっているのか。

 

映画開始10分後には、女性がガラスに頭を叩き続けるシーンがあり、その後にはジェシカがトラックにグシャリと轢かれるという、ショッキングなシーンが続きます。

 

冒頭のシーンから5年前のある日、世界は得体の知れない”何か”に襲撃されたのです。人はその”何か”を見てしまうと死にたくなり、自ら命を絶ってしまいます。

”何か”を見てしまった人々は即自殺を実行し、道路には死体がゴロゴロ転がっています。

死にたくなければ、”何か”を見ないように、建物内部にじっとしていなければならないし、外に出るならしっかりと目隠しをしなければならないのです。

 

緊張感あふれるシーンが続く冒頭には引き込まれますが、得体の知れない何かに人が殺されるというストーリーはすでにたくさんあるので、特別驚くような始まり方でもありません。。後半をどう展開させるかだな、と思いました。

 

サンドラ・ブロックが、リスクを恐れず前に進む、強い信念の持ち主、マロリーを演じています。マロリーの決意がサンドラの表情と声に表れています。サンドラのマロリー役はピッタリでした(^-^)

 

この映画、ホラーとも言われていますが、グロいシーンはありません。

全体的に映像がとてもきれいで見やすいです。

Netflixに加入している人はぜひご覧ください(^-^)

 

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『バード・ボックス』感想(ネタバレあり)

以下ネタバレあります。映画を見た人だけ読んでください。

Bird Box | 5 Minute Sneak Peek © Netflix

 

ラストまで見た感想は…うーん。。

いいところはたくさんあるけど、高評価を出す程の映画でもないような。

私はあんまり好きじゃなかったです。。良作だとは思います。

良いと思ったところは、

・サンドラ・ブロックの演技

・映像(とてもきれいでした)

・目隠しをしなければいけないという設定

これくらいかなあ。。

 

これは「エンドゲーム」なのか?

 

マロリーがグレッグの家に逃げ込んだ後、そこにいる人たちがニュースを見ながら何が起こっているか話すシーンがあります。その時に、チャーリーが「エンドゲーム」について力説します。

字幕では「おしまい」と出るんですが、英語オリジナルのセリフでは「It’s an end game.」と言ってるんです。

 

チャーリーは「人類は不完全と判断された」と言います。何にそう判断されたの?と聞かれ、「宗教上、悪魔や霊魂と呼ばれるものが、人の恐怖や悲しみを利用して人に憑りつくんだ」と説明してます。

 

”何か”は人類を滅亡させようとするものなのでしょうか?

人類は「終末」を迎えるべき時に来たということでしょうか?

 

チャーリーが言ったことが当てはまる部分はありますね。ダグラスの妻、リディアは「ママ?行かないで…」と呟いて自殺。ジェシカは何かを見て、とても悲しそうな顔をして自殺。二人とも悲しみを利用されたように思います。

しかし、この2人以外の自殺者たちにはそこまでの表情はなかったように思います。特にオリンピアは「悪くないわ」と言ってるので、悲しみは利用されてません。

 

気になるのは、目を開けていても大丈夫な人たち。

ゲイリーは「闇を抱えている人は目隠しをしなくていい」と話します。

 

Bird Box | 5 Minute Sneak Peek © Netflix

 

病んでる人たちは”何か”を見ても死のうとは思わないのです。それどころか、”何か”をとても美しいと思い、人に見るように勧めます

しかし見た人は仲間になる訳ではなく、自殺します。

「心に闇を抱える人たち」が悪魔の手先と化したということでしょうか?人類抹殺を手伝っているということ?

”何か”は建物内に入ってこれないので、心に闇を抱える者を利用しているとは考えられますね。

建物内部に閉じこもっている人や、目隠しをして見ないようにしている人たちを狩る手伝いをさせられているのかもしれませんね。

 

そして”何か”のもう一つの特徴は、人に話しかけることができること。音が出てるんじゃなくて、心に訴えてるようでしたね。

安心するように身近な人の声を使い、目隠しをはずすように巧みに誘うところは「悪魔」に近いですね。

 

チャーリーの「エンドゲーム説」は、かなり当たっていると思いましたが、”何か”の正体はラストまで見てもわかりませんでした(T_T)

 

ラストシーン

 

Bird Box | 5 Minute Sneak Peek © Netflix

 

この映画のラストは、美しい終わり方でした。それがよくわかりませんでした。

困難を乗り越えて盲学校にたどり着いたマロリーと子供たち。そこは平和で楽園のようなところでした。目が見えない人たちは”何か”に影響を受けることがないので、自殺したりしませんね。。

 

彼らは偶然”逃れた”のでしょうか。

それとも”選ばれた”のでしょうか。

 

たどり着いたマロリーたちの目は見えなくなった、というなら”選ばれた”という仮説に当てはまります…が、違いますねー

マロリーは勇敢だった。だから安全な場所にたどり着いた、ということでもいいように思うんですけど、それでは安易すぎます。。「母子愛」をテーマと考えれば、ラストシーンの意味は明白ですけれど、それはマロリーに焦点を当てて導き出された意味ですよね。。

ラストでついにマロリーが母性に目覚めたとか、恐怖から解放されたとか、解き放たれた鳥がマロリー心を表現しているとか、それはそれでいいし、その解釈は当たりだと思うんですけど…この映画”全体の意味”とラストシーンが、それではイマイチ繋がらないと思うのです。。

 

画像引用:Bird Box | 5 Minute Sneak Peek © Netflix

 

以下に「原作のエンディング」を記載しています。

 

 

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原作でのエンディング

 

「バード・ボックス」、謎だらけですね。。

人を襲う”何か”の正体が不明のままで終わり。

謎のままでいいとは思うんですが、それはそうとして、エンディングが何かスッキリしないと思いませんでしたか??

あまりにもきれいに終わり過ぎたラストに、私は違和感ありました。

映画に物足りなさを感じました。

原作は、ジョシュ・マラーマンの「Bird Box」。日本語翻訳されてないようです。

 

そこで、原作の書評を調べてみました。原作と映画の違いや、映画で描かれなかったエンディングの一部がわかったので記載します。

 

マロリーと妹のシャノン(名前が違う)は、町で異変が始まったあと、外へ出るのは危険だと判断し、家の窓に目隠しをして、ドアを閉め、立て籠もります。マロリーが妊娠しているのは映画と同じです。

ある日シャノンが自殺し、ひとりになったマロリーは避難所へ移動、そこでトムを含む5人の生存者と出会います。その後、妊婦のオリンピアとゲイリーが合流するのは映画と同じです。

映画と違うのは、マロリーがゲイリーは”フランク”という人物ではないかと疑うところ、ドンという人物が、ゲイリーに影響されて家の窓やガレージのドアを開けるところ、その後マロリー(と赤ちゃん2人)以外が狂いだして自殺するところ(原作の表現は映画以上に怖ろしいらしいです)のようです。トムも死んでしまうらしいです。

その避難所に、リックから電話があり、マロリーは安全な場所があることを知ります。

マロリーは子供たちを幼い頃から目が見えなくても行動できるように鍛え上げ、3人は毎日ほとんど目隠ししたまま暮らします。子供たちは”音”に敏感になっていきます。3人の側には”ビクター”という犬もいますが、ある日”何か”を見てしまい狂います。動物も人間と同じように”何か”に影響を受けるという事がわかります。

約5年後、霧の深い日に、マロリーは決意して”ボーイ”と”ガール”と共に川を下ります。目で確信しなければ危険なポイントに来た時、3人の前に”何か”が現れます。その時、空のたくさんの鳥たちが狂いだし、お互いを攻撃し合います。マロリーたちの上に死んだ鳥が降り注ぎ、マロリーは”何か”に見つからずに目隠しを外すことができます。そして無事にリックの指示した場所へたどり着きます。

そこは盲人のための学校でしたが、マロリーは、そこにいる人々が生き残るために自ら目を潰したという事実を知ります。リックがマロリーに、もうそんなことをしなくても安全になったと説明して終わりです。

(上記はWikipediaを参考にしました。他にもいくつか書評サイトを確認しましたが、それらのソースが必ずしも正確だとは保証しません。あしからず)

 

原作は映画よりもっとホラーらしいです。赤ちゃんが生まれた後に避難所の人々が狂いながら死ぬ様がとても怖ろしいと書いてる人が数人いました。ゲイリーは死なずに姿を消し、マロリーはゲイリーの陰に怯えることになります。

ラスト、盲学校にいる人たちが生きるためにわざと目を潰したことがわかるシーンもダークな雰囲気があるそうです。

原作の評価はとても高く、読者の多くが素晴らしい作品、とても怖ろしい作品だと誉めてます。目隠しをして見えない状態で暮らすことの怖ろしさを、読者は本から強く感じているようです。

映画からは、マロリーたちが暗く閉ざされた中で感じる恐怖がよく伝わってきませんでした。そして母子の絆メインに作られたので、ホラー要素が弱くなったんですね。

原作を気にせず、映画のストーリーのままでも十分良いとも思います。ただ、映画のラストはしっくりきませんでした。ダークなラストにせずとも、せめて原作通り”彼らは自ら目を潰した人たちだった”とすれば、かなり納得できましたが。。

 

そうそう、原作にも”何か”の正体は書いてないそうです。

結局、何もわからないのは同じですね(^^;)

 

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サンドラ・ブロックの好物はあれ!

 

FOX5、Kevin McCarthyのインタビューを受けたサンドラ・ブロックとトレヴァンテ・ローズ。サンドラは『バード・ボックス』の撮影中、3回程カメラに衝突したと話してます。ほんとに目隠しして撮影したんですね!

 

 

Kevinが「もし映画と同じ状況(スーパーマーケットに行くシーン)になったとして、水の次に何を手に入れたい?」と尋ねると、サンドラは「数えきれないほどの乾電池」と答えています。Kevinが「僕ならジャンクフードですね」と言うと、トレヴァンテがサンドラの方を親指で指しながら、「Swedish Fish」とニヤリ。

どうやらサンドラ・ブロックはSwedish Fishが大好きなようです(笑)

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「スーパーマーケットに行く、あの車のシーンは、大きな音を立てるとかしながら撮影したんですか?」との質問に、撮影中はビア監督やスタッフが「モンスターが出た!」「モンスターはまだいる!」「左にいる!」「右に!」と叫び、その指示に従って演技した、とサンドラとトレヴァンテが話してます。

映画の撮影中には効果音などは入らないですよねー。全て演技…映画なんだから当たり前ですが、改めて考えてみると、俳優って凄いですね(;゚Д゚)

 

インタビューの終わりの方で、アルフォンソ・キュアロン監督のNetflix作品『ROMA/ローマ』について聞かれたサンドラは、「とても素晴らしかった。まるで彼の想い出が自分自身の想い出のように感じた」と深く感動したことを話しています。アルフォンソ・キュアロンは、サンドラ主演の『ゼロ・グラビティ』を撮った監督です。

 

ROMA/ローマ』はサンドラが言う通り、良い映画でしたよ(*^^*)

 

 監督紹介:スサンネ・ビア

 

監督は『ナイト・マネージャー』のスサンネ・ビアですね。『ナイト・マネージャー』は必見のドラマ!ストーリーは秀逸、映像には迫力があり、演技派キャストがたくさん出演してます。主演はトム・ヒドルストンにヒュー・ローリー。2019年のアカデミー主演女優賞を獲得するのではと予想されている、オリヴィア・コールマンも出演してます。

 

ブログ記事はこちら>>トム・ヒドルストン主演【ナイト・マネージャー】迫力のスパイ・サスペンス!

 

ナイト・マネージャー

 

悲しみが乾くまで

スサンネ・ビア監督の『悲しみが乾くまで』は、プライム会員は無料視聴できますよ(2018年12月時点)

 

感想まとめ

 

この映画の配信前の、海外での評価は低かったんです(配信前に映画祭で見た人たちの評価)。なので「興味はあるけどどうかなあ」と思ってました。

日本での劇場先行上映の後の評判はいいですね。

でも、私にはイマイチでした。『ヘレディタリー』くらい、意味のあるシーンがあったら良かったのに。

たくさんの登場人物がいましたが、魅力的だったのは、マロリーくらいでした。。

『クワイエット・プレイス』に似ている部分がありますね。登場人物も、ストーリーも、親子愛の描き方も、私は『クワイエット・プレイス』の方が断然好きです。

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