【ブラックミラーSeason5】全3話感想「待つ男」は現代人の誰もが見るべき1本。

Netflix SF/ファンタジー

「ブラックミラーシーズン5」全3話のあらすじ、キャスト紹介、ネタバレ感想。「ストライキング・ヴァイパーズ:VR格闘ゲームで起きた予想外の出来事とは?」「待つ男:人質を取り要求を突きつける男の目的は?」「アシュリー・トゥー:人気シンガーのマネージャーが企んだ怖ろしい計画とは?!」

 

カモコです(^▽^)o

6月5日、待ちに待った新シーズンが配信開始

『ブラックミラー:シーズン5』です!

アベンジャーズでお馴染みの、アンソニー・マッキーポム・クレメンティエフに、マイリー・サイラスアンガーリー・ライスも出演してますよ。

「ブラックミラー:シーズン5」作品情報

 

ジャンル:SF、スリラー、ドラマ
原題:Black Mirror : Season 5
製作:チャーリー・ブルッカー
製作国:アメリカ
Netflix配信開始日:2019年6月5日
話数:3話

 

「ブラックミラー:シーズン5」感想(ネタバレなし)

 

まずは全3話を視聴しての全体的な感想です。

今回は3話のみと短いシリーズでしたが、各話のストーリーがしっかりと作りこまれていたので、見ごたえ十分でした。

 

ただ、「ブラックミラー」シリーズの中では、3話とも「恐怖度」が低い…ちょっと拍子抜けしました。

「ブラックミラー」は視覚的に気持ち悪くなるシーンが盛り込まれたり、見終わった後にゾクリとさせるストーリーが魅力なので、どうしてもそこに期待しちゃうんですよね。もちろん、怖くないエピソードでも十分楽しめますが。「サン・ジュニペロ」とか。

 

今回は、ドラマの部分に力が入っているなあという印象です。登場人物のジレンマや怒りを感じる3作品でした。特にエピソード2は良かったですね。深く考えさせられました。

 

シーズン全てを通してテーマになっている、テクノロジーの進化とそれに伴う恐怖は組み込まれていましたが、エピソード1のあれはどう受け止めたらいいのか…(^^;)ちょっと不思議でした。

 

以下、各エピソードのあらすじやキャスト紹介と感想です。

 

エピソード1「ストライキング・ヴァイパーズ」

 

Striking Vipers(61分)

 

あらすじ

 

主人公ダニーには妻のセオと息子のタイラーがいる。

ダニーの38歳のバースデーパーティーが開かれた時、そこへ学生時代からの友人カールが現れた。

カールは最新VRゲームの「ストライキング・ヴァイパーズX」をダニーにプレゼントする。

その夜、二人は早速ゲームを始めた。ゲームのチップをコントローラーに差し込み、VRアドオンをこめかみにセットすると、二人はすっとゲームの世界に取り込まれた。

ストライキング・ヴァイパーズX」は対戦型のゲームで、ダニーは男性ファイターの”ランス”を、カールは女性ファイターの”ロクセット”を選んだ。

ランスとロクセットが戦うと、その衝撃がダニーとカールに伝わってきた。まるで本当に戦っているようだ。人間ができない技を繰り出し、ゲームに夢中になる二人。

しかし、ロクセットとランスは戦ううちに妙な雰囲気になり…突然”ロクセット”が”ランス”にキスしてきた…。

 

登場人物/キャスト

 

◆ダニー(アンソニー・マッキー)

◆カール(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世)

◆セオ(ニコール・ベハーリー)

◆ロクサーヌ(ポム・クレメンティエフ)

◆ランス(ルディ・リン)

 

アンソニー・マッキーと言えば、アベンジャーズのファルコンですね!Netflixオリジナルの『ユピテルとイオ/IO』にも出演しています。

 

ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世は、DCの大ヒット映画『アクアマン』でブラックマンタを演じました。出番は少なかったですが『グレイテストショーマン』にも出演しています。

 

ロクセットを演じたポム・クレメンティエフは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のマンティス役で大人気!ジョシュ・ブローリン主演のスリラー映画『オールドボーイ』にも出演してます。

 

ランスを演じたルディ・リンは、映画『パワーレンジャー』のザック(ブラックレンジャー)を演じた俳優です。

 

感想(ネタバレなし)

画像引用:Black Mirror: Striking Vipers | Official Trailer | Netflix

 

…アンソニー・マッキーとヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世が体当たりの演技を見せてくれました…実際に”体当たった”のはポム・クレメンティエフとルディ・リンですが。

 

予告動画を見た時に、これは夫婦の物語だな、と思ったんですが、まさかそんなストーリーだったとは…思いがけない展開にビックリ&唖然。

 

学生時代から格闘ゲームが大好きな男友達が、バーチャルリアリティーに入って怖ろしい目に遭う…んだろうと思ったんですけどねぇ。シーズン3の「拡張現実ゲーム」みたいな。

よもやファルコンとブラックマンタがXXXとは…。

 

 

ネタバレあり感想

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ダニーとカール、二人がゲームの中で肉体関係になるとは…!目が点になりました(;゚Д゚)
「ブラックミラー」のことだから、ゲームキャラの殴り合いが勝手にエスカレートして、本人たちが血まみれになり死亡!とか、現実に戻れなくなりゲームの中に吸収されてしまった!、とか想像したんですよね。

このエピソードは、どう捉えたら良いのかわかりません。バーチャルの方が現実より気持ちいいから、という理由は理解できなくないこともないけれど。
ダニーとカールが実際にキスしてみた時、二人とも「特に何も感じない」と言ってましたけど、毎晩相手を恋しく思ってる訳ですよね…それはやはり「恋愛感情」では。
ラストのあの雰囲気、ダニーは奥さんにカールと何をしているか正直に話し、一年に一回だけ(?)浮気することを認めてもらったようですね。
女性の立場からすると、それは果たして「浮気」なのか「本気」なのか…ジレンマに苦しみそうです。
ある意味、怖いエピソードでした(;・∀・)

 

このエピソードを見ながら頭に浮かんだのは『ブロークバック・マウンテン』。

VRだったら許されただろうか…

 

エピソード2「待つ男」

 

Smithereens(70分)

 

あらすじ

 

2018年のロンドン。

タクシードライバーが、スミザリンという会社の正面でスーツ姿の若い男を乗せる。

車を走らせたドライバーは、進路を途中で変更し、人けの無い道へ。

狭いトンネルの中に隠した車の前まで来ると、いきなり銃を取り出し客へ銃口を向けた。結束バンドを渡し、両手首を縛らせる。

隠しておいた車に乗り換え、若者の頭に袋を被せて畑が広がる田舎道へ車を走らせる。

一方、走り去る車の様子がおかしいと気づいたパトカーが、タクシードライバーの運転する車を追う。

タクシードライバーの車は畑の真ん中で警察に追い詰められた。

男は車を止め外に出て人質に銃を向ける。

そして、スミザリン社の社長ビリー・バウアーと話がしたいと要求する。

 

登場人物/キャスト

 

◆クリス(アンドリュー・スコット)

◆ジェイデン(ダムソン・イドリス)

ペネロピ・ウー(ruibo qian)

◆ビリー・バウアー(トファー・グレイス)

 

クリスを演じたアンドリュー・スコットは『007 スペクター』で「C」を演じた俳優です。2004年のベルリン国際映画祭では若手俳優に贈られるシューティングスター賞を受賞しています。今、Amazonプライムビデオで配信されている『フリーバッグ』にも出演してますね。

 

トファー・グレイスは『ブラック・クランズマン』で白人至上主義のリーダー、デヴィッド・デュークを演じました。クリストファー・ノーランの『インターステラー』ではゲティを演じています。

ジェイデンを演じたダムソン・イドリスは、FOXネットワークスのドラマシリーズ『スノーフォール』で主役のフランクリンを演じています。

 

感想(ネタバレなし)

画像引用:Black Mirror: Smithereens | Official Trailer | Netflix

 

このエピソードも、もっと怖ろしい展開になるかと思ったんですが、実際は悲しい物語でした。

タクシードライバーのクリスは、どうしてもスミザリン社の社長と話したくて、社員を人質に取り、直接連絡させるつもりだったんです。

ところが、人質のジェイデンはインターンでした。その失敗で、社長にたどり着くまでに時間がかかってしまいます。

その間、アメリカ本社とロンドンの警察がクリスを説得にかかります。

このエピソードは、現代社会が実際に抱えている問題に深く切り込んでいて、考えさせられました。私もネット中毒者のひとりなので反省させられましたね…このエピソードを見た世界中の多くの人たちが反省することでしょう。

クリスを挟んで、スミザリンの重役とロンドン警察がやり取りするところが面白かったです。

テクノロジーの最先端をいくスミザリンと、アナログなロンドン警察。

事件を解決させるための手段に大きな違いがあります。まるで昭和と令和ですね(^^;)

 

ネタバレあり感想

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私は車の運転中にスマホを見るなんてことは絶対にしないんですが、歩いている時は時々やってしまいます。危ないですよね。気を付けよう…

クリスがどうしてもビリー・バウアーと話したかったのは、自分の思いを大企業に訴えたところで、どうせ大した反応は期待できないと思ったからでしょう。しかし、ビリーもスミザリンという企業に利用されるだけのお飾りになってしまっていました。

ビリーはSNSとテクノロジーの塊である自社が、コントロールできなくなる程巨大化したことで悩みを抱え、瞑想を行っていたようですね。

でも、瞑想しても何も変わりませんよね。クリスの事件をきっかけに立ち上がって欲しいものです。

スミザリンの重役たちとロンドンの警視正のやり取りは面白かったです(^-^)

今の時代、ネットで調べられないことはないですからね…TwitterやFacebookに個人情報すべて掌握されてるでしょうね。

いざ彼らが動けばクリスみたいに丸裸にされてしまいます…怖~い…。

ラストの、娘さんのパスワードをもらった女性に良い結果がもたらされたことを祈ります。

 

 

エピソード3「アシュリー・トゥー」

 

Rachel, Jack and Ashley Too(67分)

 

あらすじ

 

シャイなレイチェルは、転入したばかりの学校で友達ができず、ひとりぼっちだった。

そんなレイチェルを元気づけてくれるのは、人気シンガーのアシュリー・オー。彼女はファンに「自分を信じて」とポジティブなメッセージを送ってくれるのだ。

 

ある晩、アシュリーが出演するテレビ番組を見ていたレイチェルは、「アシュリー・トゥー」というロボットが発売されることを知る。そのロボットは、アシュリーの性格をモデルに作られていて、まるでアシュリーがそこにいるかのように話すのだ。

アシュリー・トゥーが欲しくなったレイチェルは、数日後の自分の誕生日に買って欲しいと父親のケヴィンに頼み込む。

 

誕生日の夜、約束通りアシュリー・トゥーを買ってもらったレイチェルは大喜び。早速起動する。

 

その頃、本物のアシュリー・オーはうつ状態だった。新しいアルバムの曲は1曲もできていない。

アシュリーのマネージャーを務める叔母のキャサリンは、売り上げを心配し、アシュリーを操って稼がせようとある計画を実行する。

 

登場人物

 

◆アシュリー・オー(マイリー・サイラス)

◆レイチェル(アンガーリー・ライス)

◆ジャック(マディソン・ダヴェンポート)

◆ケヴィン(Mark Menchaca)

◆キャサリン(スーザン・パーフェア)

 

マイリー・サイラスは昨年(2018年)12月のクリスマス直前に、リアム・ヘムズワースと結婚しました。(つまり、クリス・ヘムズワースの義理の妹です)

世界中にファンがいるマイリー。「Wrecking Ball」のMVがたったの6日間で1億回以上の再生回数を叩きだすという記録を持っています。(後にアデルに抜かれましたが)

 

アンガーリー・ライスといえば、ライアン・ゴズリングの娘を演じた『ナイスガイズ!』が印象に残ってます。


かわいい女の子ですよね。新作映画の出演は『スパイダーマン:ファーフロムホーム』です!(前作では出番が少なかったけど、新作はどうでしょうね)

 

マディソン・ダヴェンポートは、エイミー・アダムス主演のスリラーシリーズ『シャープ・オブジェクト-KIZU-』でアシュリーを演じた女優です。

 

感想(ネタバレなし)

画像引用:Black Mirror: Rachel, Jack and Ashley Too | Official Trailer | Netflix

 

『ナイスガイズ!』を見て以来、アンガーリー・ライスのファンになった私は、シーズン5に彼女が出演すると聞いて、嬉しかったです(^-^)

 

『ナイスガイズ!』では、ダメな父親(ライアン・ゴズリング)をサポートするしっかり者の娘を演じましたが、今回は、シャイで友達のいないレイチェルです。お姉ちゃんのジャックとの関係は、悪くはないけど、良くもない。

 

そんなレイチェルが憧れる、大人気シンガーのアシュリー・オー。アシュリーはいつも笑顔で、前向きで、ファンに希望をくれる存在…のはずが、実は本人は極度の鬱病だったのです。

 

このエピソードの悪役は、うつ状態のアシュリーを利用する叔母のキャサリン。金と名声に目が眩むキャサリンは、アシュリーを使ってとんでもないことを実行します。

 

人気シンガーの性格を取り入れたロボットが、本体を救うために活躍しますが、それほど面白いストーリーではなかった…というのが正直な感想です。

キャサリンの企みは不気味ではありますが、キャサリン本人と協力者に狂気が感じられない…「ブラックミラー」としては不発な感じです。

少女二人と有名歌手が団結して悪を倒す、という程度のお話でした。

 

ネタバレあり感想

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近い将来、アシュリー・トゥーに近いものが出来そうだと思いませんか?アシュリー・トゥーほど精密ではないにせよ、有名人の性格を取り込んだロボット、実際に製作されそう。実在の人間では難しいかもしれませんが。例えばアニメキャラとか。

それから、キャサリンが実行したような、コンピュータで人間の脳のデータを取り込み、別の形あるもので再現するシステム…それって現実に実験されているのでは?科学や工学の分野など、天才と言われる人たちの脳のデータを保存して、将来役立てるため、とか。科学技術に詳しくないのでわからないけど、ありそうですよね。

芸能人をホログラムで複製して、各地で同時コンサート、というのは面白いアイデアだと思いました。本人を昏睡状態にしちゃいけませんけどね。

ただ巨大化は、どうでしょうか…後列の席の人でも見えるって、いくらなんでも可愛げがなくなりませんか(;・∀・)

キャサリンの企みは身勝手で怖ろしいものでしたが、映像の中でその恐ろしさがあまり伝わってこなかったのが勿体なかったです。「ホワイトクリスマス」のようなゾクゾクするストーリーにして欲しかったですね。

レイチェルのお父さんのネズミ駆除がストーリーにもっと関わってくるのかと思ったら違いました。この部分はいらなかったのでは??もしくは、ネズミをストーリーに取り入れて欲しかったですね。キャサリンが発表した会場で大量のネズミが暴れるとか…その方が「ブラックミラー」らしくないですか?

それから、できればアシュリー・トゥーにはもっと不気味に活躍して欲しかったですね。チャッキーみたいな感じで…

やっぱり「ブラックミラー」には気味の悪さ、後味の悪さを求めてしまいますね…

 

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まとめ

 

3話のどれも良かったけど、もっと辛辣で狂気的なストーリーの方が良かったです。

ブラックミラーの怖い話が好きなので…

エピソード1は色んな意味で怖かったけど。

 

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