Netflix【エレメンタリ~鍛冶屋と悪魔と少女~】バスク出身監督が映画化したダーク・ファンタジー

Netflixで配信中のダーク・ファンタジー『エレメンタリ~鍛冶屋と悪魔と少女~』。森の奥深くで人を避けて暮らす鍛冶屋は、昔悪魔と契約した。スペインのバスク地方に伝わる民話をバスク出身の監督が映画化。ストーリー、登場人物紹介と感想です。

カモコです(^▽^)o

10月は大好きなハロウィンがあるので、ホラーやオカルトを多めにご紹介してます!

今回は、ネットフリックスで配信中の『エレメンタリ~鍛冶屋と悪魔と少女~』

この映画は怖い映画ではありません。昔の人が言い伝えたダーク・ファンタジーです。

人のいい悪魔が出てくる、楽しくて、ちょっと悲しいお話なんですよ。

ハロウィンはもともと宗教的な行事ですから、『エレメンタリ~』はハロウィンの夜にピッタリかも。

スポンサーリンク

『エレメンタリ』作品情報

予告動画

基本情報

●原題:Errementari: The Blacksmith and the Devil
●監督:ポール・アーキホ
●ジャンル:ファンタジー、ホラー
●上映時間:98分
●製作国:スペイン、フランス
●Netflix配信開始日:2018年10月12日

登場人物

◆パチ(カンディド・ウランガ)

鍛冶屋。森の奥深くの鍛冶場に契約した悪魔と共に暮らしている。

◆サンティ(ジョセアン・ベンゴエチェア)

酒場ザラの店のオーナー。オルティスに協力する。

◆オルティス(ラモン・アジーレ)

州政府の調査員。町の近くの鍛冶場を探している。

◆ウスエ(ウマ・ブラカグリア)

町の子供たちからいじめられている少女。父と母を亡くしている。

ウスエ役のウマちゃん、この映画が女優デビュー作のようです。

◆ベニート(Aitor Urcelai)

サンティの息子。ウスエをいじめている。

◆ドン・マテオ(ホセ・ラモン・アルゴイティア)

町の神父。

◆マイテ(Almudena Cid)

ウスエの母親。

◆サルタエル(エネコ・サガルドイ)

鍛冶屋に囚われている悪魔。

ストーリー

1835年。バスク地方アラバ。カルリスタ戦争の戦場。

数人の捕虜が銃殺されるが、ひとりの男は銃で撃たれても倒れない。

驚いた兵士たちがさらに銃弾を撃ち込むが、男は死なない。

男の後ろ、霧の中には悪魔の姿が浮かび上がる。

それから8年後。

とある町の酒場・ザラの店に、州政府の調査員を名乗るオルティスがやってくる。

店主のサンティが町へ来た目的を尋ねると、オルティスはある件の調査で町へ来た、近くの鍛冶場を探していると答える。

サンティは近くの鍛冶場は廃墟と化していると答え、周りの馴染み客は、鍛冶屋のパチは危険だから近づかない方がいいとオルティスに警告する。

パチは獣のように凶暴で、「ハンマー」と呼ばれ、皆から恐れられているのだ。

ザラの店に宿泊したオルティスは、サンティに教えられた道を通り、鍛冶場の入り口にたどり着く。

入り口は無数のトゲが突き出した分厚い扉で締め切られ、「立ち入り禁止」と書かれていた。

町の人々が教会のミサに出席している時、ひとり森の中で人形遊びをするウスエ。

そこへベニートともうひとりの、いじめっ子がやってくる。

いじめっ子たちはウスエの死んだ母のことを口にしてウスエを虐める。

走って逃げたウスエは、森の奥にある鍛冶場の入り口にたどり着く。

家に戻ってきたウスエを見た母は、ウスエがミサのワインを盗んだことを知る。

「お前は地獄に堕ちる!」と神父に言われたウスエは、

「地獄なんてウソよ!」と言い返し、母には「本当のママじゃないのにうるさい!」と反抗する。

一方、ザラの店では、オルティスの目的が「黄金探し」だと知ったサンティと町の住人たちは、オルティスに協力を申し出る。

オルティスは今日中に鍛冶場を訪ねるつもりだ。

…続きは本編でお楽しみください(^-^)

広告

『エレメンタリ~鍛冶屋と悪魔と少女~』見どころと感想

この映画は、バスク地方の民話をベースにしたダーク・ファンタジー

怖いシーンはありません。人々への戒めとして語り継がれた物語という感じです。

冒頭で語られる、地獄と悪霊の説明がこの物語を理解する鍵となっています。

キリスト教(カトリック)の地獄は、罪人たちが悪霊に拷問され、罰せられる、希望のない暗く冷酷な奈落の底。

その地獄をうごめく悪霊たちは、罪を犯した人間の前に現れては、「魂を渡せば望みを叶えよう」と誘惑し、恐怖の契約を結ばせます。

『エレメンタリ~』は、地獄の悪霊と恐怖の契約を結んだ、ひとりの鍛冶屋のお話です。

原作はバスク地方の民話

(現在のバスク地方)

この映画の監督、ポール・アーキホは、バスク地方の出身者です。

『エレメンタリ~鍛冶屋と悪魔と少女~』はアーキホ監督の、初めての長編映画なんです。

SPANISHFEAR.comのインタビューを受けた監督は、子供の頃から気に入っていたバスク地方の民話を映画化してみようと思ったと語っています。

監督は民話をベースに、独自に面白くアレンジ。時代設定も監督がオリジナルで決めたものです。

鍛冶屋のパチ役の俳優、カンディド・ウランガと、調査員役のラモン・アジーレは、バスクの映画で活躍する俳優さんだそうです。

ウスエ役のウマちゃんは、オーディションで300人以上の申込者の中から選ばれたそうです。

ところで、バスクと言えば、「牛追い祭り」ですね。聞いたことある人多いと思います。

毎年7月にパンプローナで開催される、スペインの3大祭りのひとつです。

ソース:SPANISHFEAR.com

広告

ポータブルミニプロジェクター、スマホ画面同期機能付き

以下、ネタバレとなります。

ウスエへのいじめと母の死因 ネタバレ

ウスエは町の子供たちみんなからいじめられているようです。

いじめの原因は、お母さんが自殺をしたからでしょうね。

バスクで主に信仰されている宗教は、ローマ・カトリック教とのこと…カトリックでは、自殺は大罪です。

悪魔がウスエに、「それならお前の母親は間違いなく地獄で焼かれている」と言うセリフがありました。

昔のカトリックは、自殺した人は地獄へ堕ちると諭していました。ウスエが悪魔に「ママは自殺した」と話したので、悪魔はそう答えたのです。

現代のカトリックは、自殺について昔のように大罪だとは定義していないようです。

ウスエとパチの過去と秘密 ネタバレ

パチは、8年前、まだ戦場にいた時にサルタエルと契約しました。

妻を深く愛していて、どうしても帰りたかったのでしょう…

悪魔に魂を売り渡してまで妻の元に帰ったパチですが、帰宅して衝撃の事実を知ります。

悪魔に魂を売り渡したパチは不死身となり、妻の元へ帰ります。

家にたどり着くと、妻のマイテが生まれたばかりの赤ん坊の世話をしていました。

マイテは、パチは戦死したと思っていたので、不貞ではないのですが、パチは妻が別の男の子供を産んだことに激怒し、赤ん坊を火の中に放り込もうとしました。

その時、ウスエの父が帰宅。男の顔を見たパチは逆上し、ウスエの父親を殺してしまいました。

そして、マイテはショックのあまり首をくくってしまったのでした…

パチは依頼された鐘を神父に納品する際に、赤ん坊だったウスエを預けたのです。

ウスエはその経緯を知らなかったので、なぜ母親が自殺したのかわからずにいました。

なぜ母が自殺という罪を犯したのか、罪人の母を持つ自分もまた罪人なのだろうかと、子供ながらに悩んでいます。

この映画はコミカルなシーンがたくさんあって、そんなに暗いストーリーでもないのですが、パチとウスエの過去はとても悲しくて、心が痛みますね。

悪魔じゃなかった… ネタバレ

さて。悪魔のサルタエル。

悪魔は地獄から来てるはずなんですが…鍛冶屋に火で焼けた金属の棒を押し付けられるとすごく苦しみます…

ウスエに棒で突かれてベソかいたり。

ちょっとかわいい(笑)

悪魔だから地獄の炎にも耐えられるんじゃないの?と思うんですが。

実は、サルタエルは悪魔じゃなくて悪霊でした(;・∀・)

「あれは悪魔(Devil)なの?」と尋ねるウスエに、パチは「ただの悪霊(Damon)だ」と言います。

Devilは神と同じくらい強力ですが、Damonってそれほど強くはないんですね。

人間と悪魔の中間くらいと定義しているものもあるそうです。

広告

もう一人は悪魔だった! ネタバレ

政府の調査員のオルティス。こっちは正真正銘、悪魔だった!

調査員の正体は、アラストルでした。

アラストルは地獄の刑執行長官だそうです…サルタエルとは各が違う!!

そして、哀れサルタエルは、アラストルに”地獄の恥さらし”とののしられ、「降格」を言い渡されてしまいます…

5階級の降格で「悲哀と抑圧の沸騰釜203」の担当にされるのです…

地獄に何階級あるのか知らないし、他の担当部門名がわからないし、どの担当が正社員で、どれが派遣担当なのか知らない…ので、どのくらい格下げになったのかわかりませんが(^^;)

確かに「悲哀」の担当って、なんだか鬱になりそう…

「どうしてこんなことに…」と嘆く人たちばっかり面倒みるのかしら(;・∀・)

アーキホ監督は、この映画のストーリーを面白く作りたかったようですが、面白くて笑っちゃうシーンがたくさんあります!

サルタエルの描き方がとてもいいですね(^-^)

民話に出てくる悪魔って、どこか憎めないところありますからね。

かつて見たことのないひよこ豆地獄… ネタバレ

鍛冶屋がサルタエルの前にひよこ豆をばら撒くと、サルタエルは必至で数えます。

数えずにはいられないのです!!

そして、意地悪にも、ひよこ豆をかき混ぜて数がわからないようにする鍛冶屋とウスエ(笑)

「あー!せっかく途中まで数えたのに!!」とのたうつサルタエル。

こんな拷問は初めて見ました(;・∀・)

悪魔がひよこ豆数えずにいられないって何だあ( *´艸`)と思ったんですが、この「数えずにはいられない」が引っ掛かりました…

数えずにはいられない人と言えば…

セサミストリートのカウント!!

(引用:セサミストリート公式サイト

調べてみましたが、ドラキュラは、小さくてたくさんあるものを前にすると数えずにはいられないそうですね。

悪魔もそうなのかわかりませんでしたが…悪い者は同じ習性があるのかな??

つまり、ドラキュラの前にひよこ豆ぶちまけても効果があるってことですよね?!

広告:映画のおともにポップコーン!

人気の【ポップコーンメーカー】1,290円

電子レンジ で手軽にポップコーンができます!

【ポップコーン原料豆業務用 1kg】食物繊維が豊富!

まとめ

『エレメンタリ~』は面白い映画でした!

子供の頃に読んだ、アンデルセンやグリム童話を映画で見るような感じでした。

(内容は少し大人向けですが)

ファンタジーが好きな人なら楽しめると思います。

サルタエルが出ると、笑うシーンが多いので、コメディとしても楽しめますよ!

英語音声にして見たら、みんなピーで消さないといけない言葉ばっかり使う(;・∀・)

お子さんと見る時は英語以外の言語に設定してください…

Netflixオリジナル作品のおすすめをまとめています。

NETFLIXオリジナル作品の個人的なランキングです。「ドラマ/ヒューマンドラマ」のジャンルから選びました。おすすめポイントとともにご紹介します。
NETFLIXオリジナル作品の個人的なランキングです。「ホラー/スリラー」のジャンルから選びました。おすすめポイントとともにご紹介します。
NETFLIX配信中の、海外アニメの個人的なランキングです。
スポンサーリンク

ランキングに参加してます(^-^)

     にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ

広告

SNSでフォローする

ブログをメールで購読できます

こちらにメールアドレスをご入力ください。ブログの更新をメールでお知らせします。

Scroll Up