【ユピテルとイオ/IO】ひとり地球に…アンソニー・マッキー出演SF映画

Netflix SF/ファンタジー

SF映画『ユピテルとイオ/IO 地球上最後の少女』汚染された地球は滅びるしかないのか…若き女性科学者サムは地球を去るべきなのか?!あらすじ、登場人物、キャスト紹介とネタバレあり感想&考察。

 

カモコです(^▽^)o

Netflix新着の映画『ユピテルとイオ 地球上最後の少女』を見ました!

マーガレット・クアリー、アンソニー・マッキー主演のSF映画です。

SFは苦手なんですが、自然や生命について考えるのが大好きなので映画を見ながら色々と思いを巡らせました…

『ユピテルとイオ』作品情報

 

 

原題:IO
監督:ジョナサン・ヘルパート
脚本:クレイ・ジーター、チャールズ・スパノ、ウィル・バサンタ
ジャンル:SF
上映時間:96分
製作国:アメリカ
Netflix配信開始日:2019年1月18日

 

あらすじ

 

滅びゆく地球に残り、生存へのわずかな希望を模索し続ける若き女性科学者。だが宇宙行きシャトルの発射場へと急ぐ男と出会ったことで、その決意が揺らぎ始める。 Netflix

 

登場人物/キャスト

 

◆サム(マーガレット・クアリー)

地球と生物の状態を調査・研究する若い女性。

◆マイカ(アンソニー・マッキー)

ウォルデン博士を訪ねて来た男性。

◆ハリー・ウォルデン(ダニー・ヒューストン)

人類に地球に残るように呼び掛けている科学者。

◆イーロン

アルファ星で働くサムの友人。

 

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『ユピテルとイオ 地球上最後の少女』感想(ネタバレなし)

 

 

邦題が『ユピテルとイオ 地球上最後の少女』となってるので、ブロガーがネタバレ書く前にかなりネタがバレてます(^^;)

サムは”少女”というほど子供じゃないんですが。「地球上最後の妙齢の女性」とする訳にもいかないでしょうから、仕方ないですよね(笑)

 

私はSFが苦手であんまりSF映画を見ません(好きなSF映画はたくさんありますけど、ドラマやサスペンスに比べたら数が少ないです)

サイエンスにも強い関心を持たないために、用語も意味も理論も理解してません。なので、以下、勘違いや間違いがあってもご容赦ください(^^;)

 

この映画の主人公は、終末状態の地球に残り、生物や自然の状態を調査、研究し続ける若い女性サムです。サムは人類が地球に留まれるよう願っていますが、地球の状態は良くありません。

多くの人間が死にゆく地球を捨てて、新たな母星を探しに宇宙へ旅立っています。どうやらサム以外にも少数の人間がまだ地上に残っているようですが、サムが行動する範囲には人間が存在しません。街は廃墟と化し、有毒ガスが充満しています。

ある日、サムが住むシェルター付近に気球が現れます。その気球に乗っていた男、マイカは、サムが暮らすシェルターにいるウォルデン博士に会いたいと言います。

サムの話から、博士が留守であることを知ったマイカは、博士が戻るまでシェルターで待つことにします。サムとマイカは色々なことを話します。マイカはサムの研究や生活に驚き、感心しますが、どこかおかしいと感じるのです。

 

キーワードのひとつは「エクソダス」。「脱出」です。

終末状態の地球を捨てて宇宙へ脱出した人、脱出を検討・決意する人、そして脱出すべきではないと考える人。

「脱出」を肯定することが正解なのか?「脱出」を拒否することに未来があるのか?

サムは選択を迫られます。

 

この映画は登場人物が少なく、ほとんどの場面はサムとマイカの会話です。ストーリーはゆっくりと進みます。時々サムにとっての大きな災害が起きたりしますが、大盛り上がりするほどの事件は起こらず、サムが何を感じ、どう行動するかが物語の中心となっています。

 

IO | Official Trailer © Netflix

 

Netflixの作品詳細のところに書いてある通り、「知性に訴える映画」という感じです。ある絵画が登場することから、この映画全体を宗教的に捉える人もいると思います。見る人によって違う角度から様々なことを考えさせられるでしょう。

SFが大好きな人なら、刺激的なセリフや場面があるように思います…私には公式とかさっぱりわかりませんが。

科学に関しては無知ですが、自然が大好きなので、下のネタバレ部分は「人間と自然」を中心に書いてみます。

 

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『ユピテルとイオ 地球上最後の少女』感想(ネタバレあり)

以下ネタバレあります。視聴後にご覧ください。

 

IO | Official Trailer © Netflix

 

冒頭の「人類は地球を滅ぼす定めだった。それは人間の本質だと思う」という主人公の言葉が重く響きますよね。。「大気成分が予期せぬ変化をみせ、まるで地球が人類を追い出しているようだった」と続きます。

 

昔の人は、天災は神の怒りだと信じていました。

現代では、天災を科学的に研究し、答えを求めます。

そして、人は科学的な理論を追求するだけでなく、「天災」について様々な考えを巡らせます。

「地球が滅びるほどの天災」というテーマから導き出されるのは、人類の終焉だったり、逆に人類の新たな未来の幕開けだったり、宇宙の新たな創造だったり。

 

この映画では、人類は新天地を求めて宇宙に脱出し、主人公の女性だけが地球にとどまることを選択します。(正確にはサムしか残らなかったのかハッキリしませんが)

 

「脱出」も「残留」も、どちらも「生きるため」に下した決断です。滅びゆく地球に残ることは自殺行為に等しいけれど、サムは地球を深く愛し、信じることにしました。サムは「賭け」に出たわけですが、新天地を求めて宇宙を彷徨うことも「賭け」に変わりないですよね。

脱出する側も、残留する側も、人類の新たな未来を探し求めています。諦めず、生きるために。

 

ただ、気になるのは冒頭の「人類は地球を滅ぼす定めだった」です。。人間が自ら生存の道を狭めるのであれば愚か者ですね。生き残りの道を模索する前に、地球を滅ぼさないように手を打つべきでしょう。。

 

新たな誕生なのか

 

私はSFはわからないけれど、セザンヌの絵画が考察のきっかけとなりました。

 

サムが強い関心を持つ絵画「レダと白鳥」。ギリシア神話では、ゼウスに愛されたレダが卵を産み、そこからヘレン(ヘレナ、ヘレネーとも呼ばれる)が誕生したとされています。セザンヌの絵には白鳥に姿を変えたゼウスとレダが描かれています。

神の血を引くヘレンは”地球上で最も美しい”女性です。(そのせいでトロイア戦争が勃発したのですが、この映画とは関係ないです)

 

映画のラストで、浜辺にたたずむサムと、彼女に駆け寄る少年の姿が描かれています。ふたりはマスクをつけていません。

 

父親はマイカでしょうね。マイカと出会ったことで、サムは意図して子供を産もうと考えたようです。

 

マイカとサムの最後のシーンで、サムはマスクを外しました。マイカは慌てましたが、サムは大丈夫だったのでしょう。映画の前半で、サムは免疫力が上がるようにと、自分の腹部に何かをつけて研究していました。それが効いたのかもしれませんね。

 

サムとマイカを「レダと白鳥」に当てはめて、マイカがゼウスであるとは考え難いです。しかし、サムが新たな人類を産んだとは考えられるかと思います。汚染に負けない体を持つサムから、さらに強く美しい子供が生まれたのかもしれません。

 

いきものが持つ本能

 

私は「カマキリ先生」が流行る前から虫が大好きです!…もちろんカマキリ先生も大好きです(^-^)

見た目はグロテスクな虫たちですが、その生態を見ていると感心することばかり…「生き物の進化」や「生命の神秘」を感じるからです。長い、長い時間をかけて進化してきた虫たち。その進化に最終地点はないと思うんですよね。

 

映画の中でサムが蚊のようなものを見つけていますが、汚染された地球でも、虫なら生き残るんじゃないかなあと思います。彼らは人間のように研究もしないし、生き残るための理論を考えたりもしない。ただただ、強く生きる方向へ進んでいくのです…

人間はとかく考えがちですが、私たちのDNAの中にも、虫たちのように自然に進化・変化する能力があると思います。投薬や特別な運動などしなくても、「生きる」方へと進む、強い本能です。

 

サムはその本能を信じ、人間が新たな地球を、そして地球が新たな人間を受け入れることができると信じたのだと思います。

 

プラトンは何だった?

 

IO | Official Trailer © Netflix

 

映画の中で、なぜマイカがプラトンを持ちだす必要があったのかが、分かりませんでした。「饗宴」は、エロス(愛)についての哲学とのこと。

 

「人間は元々1つだったが、神の怒りで半分にされてしまった。だから人間はもう片方を求める。その、完成形を求める欲望を愛と呼ぶ」という説明は納得ですが、それ、どこに繋がってました??

 

サムがイーロンのことで悩んでいたからちょっと出てきただけだったのかしら?結果的にサムはひとりで(最終的には息子と)強く生きているようですが…あのシーンに深い意味は無いのかも??

 

ユピテルとイオの意味

 

原題は「IO(アイオー)」なんですが、邦題は「ユピテルとイオ」です。

ユピテルは、ジュピターのことです。木星ですね。

 

イオは木星の衛星です。

イタリアの画家、コレッジョが「ユピテルとイオ」という絵を描いています。彼は「レダと白鳥」も描いています。

絵画の「ユピテルとイオ」には、美しいイオが黒い雲に姿を変えたジュピターに愛される様子が描かれています。

 

ここから何か考えてみようと思ったけれど…この映画との共通点が見つからない…

 

エクソダス・プログラム

 

IO | Official Trailer © Netflix

 

地球から脱出する「エクソダス・プログラム」。

私だったら、やっぱり新天地に賭けるだろうか…最近は自然災害が増え、地球温暖化が進んでいて、不安を感じますね。。

 

映画にあるような怖ろしい自然災害が起こったりするのか、地球が滅亡するような危機が訪れたりするのか、そんなこと何もわかりませんが、一生地球にいたいです。

神秘的で美しい地球を大事にしたいですね。

 

映画を見ながら思い浮かんだ3つのこと

 

また”アガメムノン”が出てしまいましたよ(-_-;)

昨年ギリシア神話に悩まされた『聖なる鹿殺し』もアガメムノン関連でした。。

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それから、マーゴット・ロビーの『死の谷間』が思い浮かびました。ストーリーは全然違うけれど、空気が汚染された地球というところが似てる。。

私はその映画を見てないので、CINEMA520さんのブログをご参照ください(^o^)丿

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キャスト紹介

 

マーガレット・クアリー

 

マーガレット・クアリーは、Netflixの『Death Note/デスノート』に出演してますね。私が見た彼女の出演作は『ナイスガイズ!』。この映画おもしろいです(^-^)

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マーガレットはアンディ・マクダウェルのお嬢さんなんです。お母さんの方も先週のNetflix新作『ラストツアー』に出演してますよ。

 

アンソニー・マッキー

 

アベンジャーズのファルコン役でお馴染みのアンソニー・マッキー。彼の出演作は『デトロイト』がおすすめです。

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ダニー・ヒューストン

 

ダニー・ヒューストンは『ワンダーウーマン』でルーデンドルフを演じています。最近の出演作では『ゲームナイト』がおすすめです!

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『ゲームナイト』は映画ファン必見の1本だと思います~楽しい映画です!

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