Netflix【オペレーション・フィナーレ】スリリングなスパイ・サスペンス。ネタバレあり感想

ナチス戦犯を連行せよ!モサドの活躍を描くスパイ・サスペンス『オペレーション・フィナーレ』ネットフリックス配信中!アルゼンチンでナチス戦犯を拉致し、密かにイスラエルへ連行するというモサドの作戦をスリリングに描いています。映画のストーリー、キャスト、背景の紹介と感想です。

カモコです(^▽^)o

『オペレーション・フィナーレ』はアメリカでは8月に公開されているのですが、アメリカ以外の国は10月3日からNETFLIX独占配信です。

主演は、オスカー・アイザックとベン・キングスレー。

アルゼンチンに潜伏した元ナチス将校、アドルフ・アイヒマンを、イスラエルの諜報機関・モサドが拉致し、イスラエルに連行するまでを描いたスパイ・サスペンスです。

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『オペレーション・フィナーレ』作品情報

1960年、イスラエル諜報特務庁の諜報員たちはある重要任務につく。それは、悪名高いナチスの戦犯アドルフ・アイヒマンを捕らえること。史実に基づくドラマ。 NETFLIX公式サイトより

予告動画

基本情報

●原題:Operation Finale
●監督:クリス・ワイツ
●脚本:マシュー・オートン
●ジャンル:ドラマ、ヒストリー
●上映時間:122分
●製作国:アメリカ
●アメリカ公開日:2018年8月29日
●NETFLIX配信開始日:2018年10月3日

『オペレーション・フィナーレ』登場人物

◆アドルフ・アイヒマン(ベン・キングズレー)

リカルド・クレメンツという偽名を使い、ブエノスアイレスに潜伏する元ナチス将校。

◆ピーター・マルキン(オスカー・アイザック)

モサドの諜報員。姉をナチスに殺害された過去がある。

◆ラフィ・エイタン(ニック・クロール)

アイヒマン拉致・連行作戦のリーダー。

◆ハンナ・エリアン(メラニー・ロラン)

モサドの活動に協力する女医。麻酔を担当する。

◆イサル・ハルエル(リオル・ラズ)

モサド本部の責任者。アイヒマン拉致・連行作戦を実行に移す。

◆アハロニ(マイケル・アロノフ)

リカルドと直接話し、アイヒマンであることを告白させる役目を負う。

◆シルヴィア・ヘルマン(ヘイリー・ルー・リチャードソン)

映画館でクラウス・アイヒマンと出会ったユダヤ人女性。

◆ロザー・ヘルマン(ピーター・ストラウス)

シルヴィアの父。アイヒマンの情報をモサドに提供する。

◆クラウス・アイヒマン(ジョー・アルウィン)

アドルフ・アイヒマンの息子。シルヴィアを恋人として両親に紹介する。

◆ヴェラ・アイヒマン(グレタ・スカッキ)

アドルフ・アイヒマンの妻。

『オペレーション・フィナーレ』ストーリー

ブエノスアイレスの映画館で出会ったドイツ人のクラウスとシルヴィア。

シルヴィアはクラウスを自宅の食事に招き、父親に紹介する。

ワインを飲みながら会話をするうちに、クラウスは死んだ父親が元ナチス親衛隊で、今はリカルドという叔父と暮らしていると話す。

その後、クラウスが父親の名はアドルフ・アイヒマンだとシルヴィアの父に明かしたことが、イスラエルのモサド本部へ報告された。

リカルドと名乗っているクラウスの”叔父”がアドルフ・アイヒマン本人であると推測したモサドは、アイヒマンを捕らえ、イスラエルの法で裁くため、ラフィをリーダーとする作戦部隊を結成。

諜報員、アハロニは先にブエノスアイレスへ飛び、情報収集を始めた。

ラフィに呼ばれたピーターは、モサド本部の責任者、ハルエルに民間機を使う作戦を提案する。

アルゼンチンが建国150年を祝っている最中であることを利用し、イスラエル大使の訪問と見せかけて、拉致したアイヒマンを帰国の便に密かに搭乗させ、イスラエルまで連行するという作戦だ。

アイヒマンに薬を打ち、搭乗時に酔っているようにみせかけるため、医者のハンナも参加することになった。

一方、ブエノスアイレスのアハロニは、シルヴィアを利用し、リカルド・クレメントの家へ盗聴器を仕込んだプレゼントを届けさせる。

モサド本部では、シルヴィアから得た情報をチームが分析。ピーターは、リカルドの妻が”花”について話したことに気づき、リカルドがアイヒマンであることを確信する。

アイヒマン捕獲作戦が開始され、チームはそれぞれ偽造パスポートを用意する。

名前を変え、国籍を偽り、一旦世界中に散らばった後に、ブエノスアイレスへ集合する。

ブエノスアイレスの隠れ家に集合したチームは、ミーティングを行い、飛行機が4日後に到着すること、用件があれば大使館へ連絡すること、金と書類の交換はカフェで行うこと、アイヒマンを捕獲するまでお互いに接触しないことを確認し、解散する。

チームは監視により、アイヒマンが毎日決まった時刻のバスを利用することを把握する。

ある晩、作戦は決行される。

夜間にバスから降りたアイヒマンの拉致に成功したチームは、アイヒマンを隠れ家へ連行する。

…続きは本編でお楽しみください(^-^)

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監督紹介:クリス・ワイツ

クリス・ワイツは、私の大好きな『アバウト・ア・ボーイ』の監督さんです(お兄さんのポール・ワイツと共同)。

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の脚本を担当しています。

イドリス・エルバとケイト・ウィンスレット主演の映画『The Mountain Between Us』でも脚本を担当しています。

そういえば、この映画まだ日本で公開されてませんね…

お母さまは、アカデミー賞ノミネート女優のスーザン・コーナー。

キャスト紹介

ニック・クロール

この映画、ラフィ役のニック・クロールが大活躍でした(^o^)!

日本ではあまり知られてない方ですが、すごいキャリアを持っている人なんです。

俳優で、声優で、脚本家で、監督で、プロデューサー。テレビドラマ、アニメに映画の出演と大忙しです。

みんなが一番知ってる彼の役といえば…

『シング』のグンター!でしょうね(^-^)

メラニー・ロラン

メラニー・ロランは、フランスの女優さんなんですが、ホントにきれいな人です。

『イングロリアス・バスターズ』への出演で有名ですが、彼女の出演作で私が大好きなのが、

『オーケストラ!』

バイオリニストを演じるメラニーがステキです(^-^)

『オーケストラ!』はコメディですが、こちらの映画にもソ連で迫害されたユダヤ人がたくさん出てきます。おすすめです!!

ボリショイ交響楽団になりすましてパリでの演奏を引き受けたアンドレイと仲間たち。清掃員のアンドレイは元天才指揮者だった。そしてパリでチャイコフスキーを演奏することには秘密が隠されていた ー ラストの奇跡の演奏に涙…感動で心が震えます。『オーケストラ!』をご紹介します。

オスカー・アイザックの弟

オスカー・アイザックのさんが出演してました!

ダニを演じた、マイケル・ベンジャミン・ヘルナンデスです。

2019年公開予定の『Triple Frontier』で再び共演するようですよ。

弟さんの肩書はジャーナリストとなってますが、俳優に転身するのかな?

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映画と海外ドラマで楽しい毎日(*^▽^*)

『オペレーション・フィナーレ』見どころと感想 ※ネタバレあり

以下ネタバレを含みます。

『オペレーション・フィナーレ』はイスラエルの諜報機関、モサドのスパイが活躍するストーリー。

最初から最後まで緊張感があって、とても面白かったです。

史実をベースに、過剰な演出はなく、ベン・キングスレーの名演はもちろん、オスカー・アイザックと他の俳優たちの抑えた演技がこの映画をリアルにみせてくれました。

オープニングの地図

オープニングに、ピンが刺された地図が映し出されますが、ピンを繋ぐ赤い紐が、ユダヤ人移送に使われた列車のルートだそうです。

旗が立てられた場所は、ミュンヘンやベルリンなどのドイツ主要都市、そして絶滅収容所があったトレブリンカやソビボル、たくさんのユダヤ人がナチスによって捕らえられたポーランドのワルシャワやハンガリーのブダペストなど、ヨーロッパ各地です。

見どころ:アドルフ・アイヒマンへの尋問

最初はアハロニだけが、アイヒマンと直接話すことを許可されます。

リカルドを捕獲した後、隠れ家に連れ込み、アイヒマンであると証言させるシーンがいいですね。

アハロニは、アイヒマンのナチスSS番号をわざと間違えます。

「お前のSS番号は45381だろう?」

何度も違う番号を言われたリカルドは、ついに観念し、自分がアドルフ・アイヒマンであると認めます。

自分が”世界最高の民族”だと妄信するアイヒマンは、自分のアイデンティティが取り違えられていることに我慢できませんでした。

プライドが高いナチス将校の心理を揺さぶる作戦でした!

背景:モサド

イスラエルの諜報機関であるモサドは、正式な諜報員はもちろん、世界各国に在住する民間のユダヤ人のコネクションを利用して活動します。

ユダヤ人の歴史について書くと長くなるので割愛しますが、国を失い、追われ、迫害を受けたユダヤ人はそれぞれが遠く離れていても、その結束は強く、民族の為なら勇敢に行動します。

モサドの活動は、宗教問題に関しては長年敵対するイスラム教が対象で、民族問題では、同胞を迫害し、虐殺したナチスは最も憎むべき対象です。

ドイツ敗戦後に、まんまとドイツから逃亡し、世界各地に身を隠したナチス戦犯がいましたが、モサドはユダヤ人の情報網を使って彼らを追い詰めました。

モサドの諜報活動が優秀であることを証明したのが、アドルフ・アイヒマンの拉致・連行です。

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アドルフ・アイヒマン

アドルフ・アイヒマンを知るには、まずは「ユダヤ人問題の最終的解決(ホロコースト)」を把握した方がわかりやすいと思います。

「最終的解決」はヨーロッパのすべてのユダヤ人を意図的に慎重に計画的に駆除する、つまり抹殺することを意味するコード名でした。ナチスは大量殺戮政策を世界に知られないように、「最終的解決」というあいまいな用語を使いました。 Holocaust Encyclopedia

「最終的”解決”」とは、ドイツに不幸をもたらすのはユダヤ人であり、その問題を”解決”するためにはユダヤ人を”駆除”しなければならないという、とんでもない考えに基づいたナチスの勝手な解決策です。(そもそもは勝手な妄想です)

問題を”解決”させるために、アイヒマンは、150万人超のユダヤ人を、絶滅収容所や殺害場所に移送する業務の責任者として活動しました。

背景:アルゼンチンとナチス

アイヒマンは一度米軍に拘束されますが、その後アルゼンチンへ逃亡します。

その頃のアルゼンチンは、元軍人であったファン・ペロンが独裁していました。

ペロンはファシズムに傾倒していたので、ナチスが逃亡するのを手助けしていたのです。

そのペロン大統領の妻だったのが、エビータ(エヴァ・ペロン)です。

アルゼンチンがファシストとして外国から敬遠されるのを避けるため、エヴァはヨーロッパ諸国を訪問し、イメージアップを図ったという経緯があります。

見どころ:アイヒマンの署名

シルヴィアの父親が元ナチス党員たちに拘束され、ピーターたちの計画に支障が出ます。

そのうえ、航空会社エル・アルがアイヒマンの輸送を拒否してしまいます。

アイヒマン自身がイスラエルへ行くことを希望しているという、サイン入りの書面を要求してきました。

最初はアハロニがアイヒマンに署名させようとしますが、うまくいきません。

ピーターはアイヒマンを動かすには、アイヒマンの自尊心を利用するべきだと話しますが、アハロニは納得しません。

ピーターはアイヒマンの世話をしながら、彼の話を聞き、署名を促します。

それに対し、アイヒマンは、ピーターが名前を教えるなら署名しようと持ちかけます。その後も、会話をするたびにピーターの過去を話せ、名前を教えろと条件を出し続けます。

ピーターは、その条件に乗りませんが、アイヒマンとの会話を繰り返すうちに、ナチスに殺された姉のことを話します。

ナチスのSS(親衛隊)は、いつも言葉巧みですよね。

会話の主導権を握り、相手の家族や過去を聞き出し、同情したり、同意してみせて感情を揺さぶろうとする。

人を支配することに長けている人たちがよくやる手です。

アイヒマンは、ピーターの前で、自分の家族に対する愛情を表現したり、自分もナチスの被害者であるかのように振舞います。

アイヒマンと接触を繰り返すうちに、ピーターは途中少しだけ心が揺れますが、作戦を遂行し、成功させることに専念して、アイヒマンの手には乗りませんでした。

ベン・キングスレーとオスカー・アイザックが、暗がりで二人向き合い、お互いの腹を探り合いながら会話をするシーンは見ごたえがありますね。

敵対する者が、二人だけになったことで、少しだけ人間性を見せて、ほんの少しだけ心が触れ合うという、微妙な表現が見事でした。

『オペレーション・フィナーレ』はおすすめです!

この映画は、ホロコーストが関係しているので、ストーリーの基盤である史実は重いものですが、映画はスパイ・サスペンスとして楽しめます。

ストーリーは、ナチス戦犯を外国で拉致し、密かに輸送するという、諜報機関の活動が中心なので、最初から最後までハラハラさせられます。

スパイ・アクションと違い、ドラマの部分をしっかりと見せてくれます。

おすすめです(^o^)

写真引用:© Valeria Florini / 2018 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.

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最終的解決は何のためだったのか

ナチスがユダヤ人を絶滅させる計画「最終的解決」の原因は、以前として不確かなままですが、アドルフ・ヒトラーの統治下で、ユダヤ人の大量殺戮が10年にわたるナチス政策の頂点であったことは確かです。 Holocaust Encyclopedia

上記の引用にある通り、なぜ当時、多数のドイツ人がユダヤ人を絶滅させようとしたのか、研究され、様々な結果が語られても、ひとつの答えは出ません。

なぜだかハッキリしないのに、大量の人間が虐殺されたなんて、あまりにも酷いです。ナチスの行為は絶対に繰り返してはいけません。。

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