【ROMA/ローマ】クレオとソフィに共感…いつまでも胸に残る美しい物語。

Netflixヒューマンドラマ

2019年アカデミー賞監督賞、外国語映画賞、撮影賞受賞!!アルフォンソ・キュアロン監督作品『ROMA/ローマ』家政婦クレオとベレス家の人々の、信頼と絆の物語。あらすじ、登場人物、監督紹介とネタバレあり感想。

 

カモコです(^▽^)o

アカデミー賞の3部門で受賞した、Netflix映画『ROMA/ローマ』は、悲しみや痛みを抱えながらも、一歩一歩人生を踏みしめ、進む女性たちの姿を描いた傑作です。

監督は『ゼロ・グラビティ』や『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のアルフォンソ・キュアロン

美しいモノクロの映像と、心に深く染みるストーリーに、誰もが魅了される作品です。

「ROMA/ローマ」作品情報

 

 

原題:ROMA
監督:アルフォンソ・キュアロン
脚本:アルフォンソ・キュアロン
ジャンル:ドラマ
上映時間:135分
製作国:メキシコ、アメリカ
アメリカ公開日:2018年11月21日
Netflix配信開始日:2018年12月14日

 

「ROMA/ローマ」登場人物/キャスト

 

◆クレオ(ヤリッツア・アパリシオ)

ベレス家に住み込みで働く家政婦。フェルミンとの間に子供ができる。

◆アデラ(Nancy García)

クレオと共に働く家政婦。

◆フェルミン(Jorge Antonio Guerrero)

クレオのボーイフレンド。武術を学んでいる。

◆ラモン(José Manuel Guerrero Mendoza)

フェルミンのいとこで、アデラのボーイフレンド。

◆ソフィ(マリナ・デ・タヴィラ)

クレオの雇い主。夫が留守の間、家族を仕切る。

◆アントニオ(Fernando Grediaga)

ソフィの夫で医者。会議のためケベックへ出張する。

◆ペペ(Marco Graf)

ソフィとアントニオの子供。

◆ソフィ(Daniela Demesa)

ソフィとアントニオの子供。

◆トーニョ(Diego Cortina Autrey)

ソフィとアントニオの子供。

◆パコ(Carlos Peralta)

ソフィとアントニオの子供。

◆テレサ(Verónica García)

子供たちの祖母。

◆ボラス

ベレス家の飼い犬。

 

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「ROMA/ローマ」あらすじ

 

メキシコシティの町、ローマに住むベレス家の家政婦、クレオが主人公。

クレオがお世話をするのは、医者のアントニオ、妻のソフィ、彼らの4人の子供、ペペ、ソフィー、パコ、トーニョと、子供たちの祖母のテレサ。飼い犬のボラスの面倒も見ている。彼らの家は広く、クレオはもう一人の家政婦、アデラと家事を分担している。

ベレス家の主、アントニオはケベックで行われる会議に出席するため、数週間家をあけることになった。大きな荷物を詰めて家を離れる夫の車を、妻のソフィが見送った。

 

主人公の家政婦クレオROMA | Teaser Trailer © Netflix

 

クレオはアデラのボーイフレンドのいとこ、フェルミンと付き合っていた。ある日の映画デートで、クレオが「妊娠したらしい」と告白すると、フェルミンはトイレに行くと席を立ったまま戻って来なかった。

不安を抱えるクレオは、アデラの後押しもあり、思い切って雇い主のソフィに妊娠を打ち明けた。ソフィはすぐに病院を手配。クレオは検診の結果、妊娠3~4ヵ月であると判明した。

 

ベレス家はクリスマスから年始を、数件の親戚の家で過ごすことにした。アントニオはケベックに行ったままだ。クレオも彼らに同行した。

 

年末年始の休暇が終わり、一家は家に戻る。クレオのお腹は少しずつ大きくなっていく。フェルミンは姿を消したままだ。

 

ある日、テレサが子供たちを映画に連れて行くことになり、一緒に町に出たクレオは、アントニオらしき男が若い女とはしゃいでいる様子を見かける…。

 

 

「ROMA/ローマ」感想(ネタバレなし)

 

『ROMA/ローマ』は、1970~71年のメキシコの町、ローマが舞台。ベレス家の面々と家政婦のクレオの人生の一部分を切り取っています。今年のヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞していて、第91回のアカデミー賞でも作品賞などにノミネート/受賞する可能性大。

 

正直に言って、この映画の予告を見た時には特別な印象はなく、それほど興味も湧きませんでした。昨日、配信が始まった時も、自分が好きなタイプの映画とは違うんじゃないかなと思い、パスしようかなとも思ったんです。

 

ところが、見始めたら止まらない。。普通の人の、普通の人生の一部分を見るだけなのに、引き込まれてしまうんです。

 

普通の人生と言っても、誰の人生にも山あり谷あり。映画の中で、クレオやソフィにとっての大きな事件が起こります。誰もが経験するような人生の辛い出来事です。彼女たちの悲しみに共感する人は多いでしょう。クレオやソフィに自分の今や過去を重ねて涙する人もいると思います。

 

ROMA | Teaser Trailer © Netflix

 

辛い思いを抱えながらも懸命に生きるクレオとソフィ。そして無邪気な子供たち。家政婦と雇い主という関係を超えて、クレオと一家の信頼と絆が強まる様子には静かに心を動かされます。

いつまでも心に残るような素敵な物語でした。

 

犬が出る!

 

この映画を見よう!と決めたきっかけは、ボラス

大の犬好きの私。「犬が出る映画はいい映画に違いない!」と、犬目当てで見始めましたが、途中にも犬がいっぱい出ました(^-^)

満足♪

 

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「ROMA/ローマ」感想(ネタバレあり)

以下、ネタバレあります。映画を見てから読んでください。

 

 

いつまでも心に残るような、印象的な映像がたくさんありました。ラストの感動的なシーンはもちろんですが、途中で変な人が出てきたりするんですよね。ストーリーはクレオとソフィの葛藤が中心なので、全体的に悲しげな雰囲気が漂いますが、暗くなりすぎず、重くなりすぎず、気持ち良く見れる映画に仕上がってると思いました。

 

カップが割れて

 

ベレス家の親戚の家で、クレオが乾杯しようとしたら、踊ってたおばさんにぶつかられて、カップが割れちゃったシーン。この時に嫌な予感がしますよね。

しかも「赤ちゃんの健康を祈って!」と言ってた時…

その嫌な予感が当たってしまいました…クレオは本当に気の毒でした。陣痛が起こった時は学生の暴動真っ最中だし、たまたまいた家具屋で銃撃戦は起きるし、クズのフェルミンまでいるし、病院への道は渋滞してるし…

ハラハラしながら、病院のクレオと赤ちゃんが無事であるようにと祈りましたが…残念でした。今年見た映画で一番悲しいシーンでした。

 

パーキングスペース

 

ベレス家の駐車場の、あの狭さ。駐車場に車がぶつかるのは、ベレス家とクレオの人生が行き詰っている様子を表しているんでしょうか。

ソフィが車を壁にガンガンぶつけるシーンは、ハラハラドキドキでした(>_<)!ギャラクシーのドア、開かなくなるんじゃないかと思いましたよ…

 

ラストでソフィが小型車に変えて、ゆったり駐車した時に、やっと心からほっとしました。あの小型車を買ったことが、ソフィの新たな出発を表してるんでしょうね。

そういえば、クレオを病院に連れて行く時も、ソフィが車をぶつけてましたね…なぜ、あの隙間を通ろうとしたのか…この映画の登場人物(?)では、ギャラクシーが一番不幸なのでは(T_T)

 

ソベック先生の芸

 

突然現れるソベック先生の奇抜な姿に圧倒されますよね。。(;゚Д゚)

ソベック先生が披露する、高僧や武術の達人のみが成しえる芸…最初は「あはは、それだけ~(^o^)?」と思ってしまいましたが…

やってみたら難しかったです!先生みたいに安定して立っていられませんでした!!

 

ROMA | Teaser Trailer © Netflix

 

「唯一の奇跡はみんなの精神に宿る」というソベック先生の言葉が、この映画の主題ではないでしょうか。

見物人まで”芸”をやってみますが、完璧にできたのはクレオだけですね!クレオは辛く悲しい出来事を経験しましたが、彼女の精神には奇跡が宿っているのでしょう。。

 

お前たちなんか不幸になってしまえ!

 

1.フェルミン

フェルミン…Netflixが配信されている地域の女性全てを敵に回したであろう卑劣な男。とにかくサイテー。

 

2.アントニオ

アントニオ…一銭も送ってこないのに、愛人とアカプルコでダイビング…(-_-メ)

家中の本棚は持って行くし。お前もサイテー。

 

どうしても言いたかった(; ・`д・´)!あー腹が立つ(笑)

ラモンは大丈夫かなあ。。

 

 

映画が始まった時は、アントニオが家が汚いと文句を言っているし、夫を送った後のソフィもクレオにキツく当たるし、金持ちが家政婦をいじめる内容なのかと思いましたが、全然違いました。

 

クレオはいい子で、家政婦としてきちんと仕事をこなしていて、子供たちからも好かれています。クレオが妊娠を告げた時は、ソフィは「クビになんかしないわよ」と言って、すぐに病院に予約を入れてくれます。出産日が近づいたら、テレサがベビーベッドを買いに連れて行ってくれるし、映画の途中でも、クレオとベレス家の関係が良いことはわかりますよね。

 

もともと関係の良かったクレオとベレス家の人々ですが、クレオが海でパコとソフィを救ったことでさらに絆が深まります。ソフィと子供たちがクレオに抱きついて感謝する様子は、家政婦と雇い主を超えた信頼関係を感じますよね。いいシーンです。

 

そこも良かったんですが、私がいいなと思ったのは、家具屋でテレサがクレオをかばうシーン。なんとフェルミンがクレオに銃を向けるんですよ!そうすると、テレサの方がクレオの前に出て、お腹を手でかばうんですよね。。ここで、ああクレオは信頼されてるんだなあと思いました。

 

ROMA | Teaser Trailer © Netflix

 

告白

 

海辺で「本当は子供は欲しくなかった」と告白するクレオ。

ずっと心の中で葛藤を抱えていたことは、途中の出来事と表情から見て取れます。恐らくソフィもわかってたんでしょう。そしてクレオも、ソフィが抱えている辛い思いを感じていたでしょう。

二人は女性同士にしかわからない気持ちを感じ取っていたと思います。

愛に破れ、傷ついたクレオとソフィですが、少しずつ前に進んでいます。

二人の明日がよい日になりますように。

 

私はあんまり「女性に見て欲しい」とか「男性におすすめ」というような言い方をしたくないんですが、この映画は、女性の方が共感できると思います。Netflixに加入してる女性の多くに見て欲しいです。

とてもいい映画です。

 

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アカデミー賞監督賞、外国語映画賞、撮影賞を受賞!!

 

『ROMA/ローマ』は、第91回アカデミー賞に10部門ノミネートされ、3部門で受賞しました!!

おめでとうございます!!

 

作品賞

☆受賞! 監督賞:アルフォンソ・キュアロン

主演女優賞:ヤリッツア・アパリシオ

助演女優賞:マリナ・デ・タヴィラ

☆受賞! 外国語映画賞

脚本賞

☆受賞! 撮影賞

美術賞

音響編集賞

録音賞

 

 

主演女優賞にノミネートされた時に大喜びするヤリッツァの様子は、こちら↓のTwitterの動画で見れますよ(*^▽^*)

 

 

惜しくも作品賞受賞は逃しましたが、キュアロン監督が「監督賞」と「撮影賞」を受賞し、作品が「外国語映画賞」を受賞したので、大満足です!

 

おめでとうございます(*^▽^*)

 

Netflix配信中『マッド・バウンド』&『プライベート・ライフ』も心に響くヒューマンドラマですよ。

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