絶対に見て欲しい邦画!【砂の器】悲しく辛い過去を背負った男の行く末

邦画

松本清張原作の映画『砂の器』。殺人の背景には、日本各地を彷徨った親子の辛く悲しい過去があった。丹波哲郎、加藤剛主演の、邦画史に残る名作です。

 

 

カモコです(^▽^)o

 

6月18日に加藤剛さんが亡くなられたとのこと、ご冥福をお祈りいたします。

基本的にこのブログの記事は”洋画と英語と外国”にしてるんですが、加藤剛さんに触れたのは、私が映画『砂の器』の大ファンだからです。

 

実は、前々からこの映画の記事を書きたかったんですよね。

今回は『砂の器』をご紹介します。

記事を書くにあたり、再度映画を見ましたが、後半また泣いてしまいました…

 

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『砂の器』基本情報

 

東京・蒲田にある国鉄の操車場で殺人事件が発生。被害者の身元がわからず捜査は難航する。しかし、被害者が殺害される直前にある男と会っていたことがわかり、2人の会話から「カメダ」という謎の単語が浮かび上がる。

引用:映画.com

 

 

監督:野村芳太郎
脚本:橋本忍、山田洋次
ジャンル:ドラマ、サスペンス
上映時間:143分
日本公開日:1974年10月19日

 

 

登場人物

 

◆今西 栄太郎(丹波哲郎)

警視庁捜査一課警部補。国電蒲田操車場内で起きた殺人事件を追う。

◆吉村 弘(森田健作)

西蒲田警察署刑事課巡査。今西と共に犯人を追う。

◆和賀 英良(加藤剛)

世界でその腕を認められた天才ピアニスト。

◆高木 理恵子(島田陽子)

クラブのホステス。和賀の愛人。

◆田所 佐知子(山口果林)

前大蔵大臣を父に持つ令嬢。

◆三木 謙一(緒形拳)

誰からも尊敬され、慕われていた巡査。

 

 

ストーリー

 

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警視庁捜査一課の警部補である今西と吉村刑事が、秋田県の羽後亀田で聞き込みをしているシーンから始まる。

二人が捜査しているのは、東京の国鉄蒲田操車場での殺人事件である。

見つかった遺体は轢死のように見せかけてあったが、頭と顔が潰されていた。

「蒲田操車場事件捜査本部」が設置され、殺された男が立ち寄ったと思われるバー”ロン”の従業員の事情聴取が始まる。

ロンの従業員によると、二人の男が酒を飲みながら熱心に話し込んでいて、時々「カメダは変わらない」などと東北弁で話していたということだった。

事件は”カメダ”という地名に関わっているのだろうと推測され、今西と吉村が羽後亀田に出張していたのだった。

しかしながら、羽後亀田では手掛かりは何ひとつ見つからなかった。

後日、吉村は「紙吹雪の女」という新聞記事を見つける。

汽車に乗った若い女が窓から紙吹雪を散らしていたという内容だった。

殺人者が着ていた白いシャツを細かく切って証拠隠滅のために汽車の窓からバラまいていたのではないかと吉村は推測する。

 

女は高級クラブのホステス、高木理恵子だった。

遺体発見からひと月半ほど経った頃、殺された男の息子が現れ、遺体は三木謙一であると確認された。

三木は岡山に住んでいて、東北ではなかった。

今西は息子に”東北弁”や”カメダ”に心当たりはないかと尋ねるが、息子は全く分からないと言う。

今西が国立国語研究所を訪ねると、東北弁で話されているかのように聞こえる地域が島根県にあることが判明する。

一方、天才ピアニストとして名を馳せる和賀英良が高木理恵子に子供を堕ろすように強く要求していた。和賀は理恵子と付き合いながら、元大蔵大臣の娘とも付き合っているのだ。

 

 

原作

 

原作は、松本清張

砂の器(上) (新潮文庫)
松本 清張 and 新潮社
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砂の器(下) (新潮文庫)
松本 清張
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小説「砂の器」は、松本清張の初期の作品です。

小説の「砂の器」を読んだのが映画より先だったんですが、この小説を読んだのはアメリカ。

アメリカの叔母が文庫本を持ってて、私はそれを借りて読んだのですが、夜も眠れなくなるほど面白くて「砂の器」の世界にどっぷり漬かりました。

松本清張作品はいくつか読みましたが、初期の方が面白いと思います。

 

 

『砂の器』見どころ

 

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前回の『デトロイト』に引き続き、この映画でも「差別」が描いてあります。

ある事情があって、子供の頃に父と二人日本各地を放浪した和賀は、道中辛い思いをします。

その辛くて悲しいシーンが、和賀の弾くピアノの音色に重なります。

父と子が旅する光景にはセリフが一切なく、和賀が完成させた協奏曲「宿命」がセリフの代わりに親子の愛と悲哀を表現します。

この、和賀が自分の人生を思いながらピアノを弾くシーンは、いつ見ても心が動かされます。

涙なしには見れません(T_T)

『砂の器』最大の見どころです。

 

島田陽子さんが登場するシーンは、とてもキレイでハッと目を惹かれます。

丹波哲郎さんのベテラン刑事役が素晴らしいのはもちろん、森田健作さんが真面目で熱血な若手刑事を演じているのも見どころです。

映画館の従業員役で、渥美清さんが出てますよ(^o^)

 

見どころ:おまけ

 

懐かしい昭和が…昭和が画面いっぱいに(笑)

 

殺された三木謙一の息子が「父は途中で連絡をくれました」というところがあるんですが、

「その当時って、旅の途中、どうやって連絡取ってたんだっけ??」と、もうすでにわからなくなってるし(-_-;)

 

息子が数枚の絵ハガキを出してから、

「…ああ、そうか…」と思い出したくらいです(~_~;)

そういや、昔は旅先から絵ハガキ送ってたなあ。。。

 

今ではスマホなしでは生きていけなくなってますからね~

スマホ持ってなかったら、外からどうやって連絡するの!?!?」とか思ってしまいます(笑)

 

警察の捜査本部ではみなさん団扇でパタパタやってて、

「エアコンなんてなかったね(・∀・;)」と思ったり、

 

昔はお約束の”バーのマッチ”が出てきたり…

平成にどっぷり浸かっている今、古き良き時代を思い出しましたよ(^-^)

 

 

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