イカレた殺人鬼だらけの荒廃したアメリカ中西部が舞台。母に会うため危険を承知で移動する若い夫婦がギャング団から執拗に追われる。バイオレンス・スリラー映画『ザ・ドメスティックス』のストーリー、登場人物/キャスト紹介と感想です。ネタバレあり。
バイオレンス・スリラー映画『ザ・ドメスティックス』紹介!
カモコです(^▽^)o
ソノヤ・ミズノさんが出演されているという事で前々から気になっていた『ザ・ドメスティックス』をレンタルして見ました!
主演は、ケイト・ボスワース。ストーリーにイマイチなところはありましたが、思ったより面白かったです!
ショッキングなシーンもあります!でも割と上品な感じ(?)で、気軽に見れる(?)バイオレンス映画です。
ソノヤ・ミズノさんのファンは必見ですよ!カッコ良かったです♡
ケイト・ボスワースがクレイジーなギャング団と戦うバイオレンス・スリラー映画『ザ・ドメスティックス』のご紹介と感想です。ネタバレ多めです(^^;)
INDEX
『ザ・ドメスティックス』作品情報
猛毒が散布され、国民の大半が死滅したアメリカ。母に会うため、夫と共に荒廃した中西部を移動するニーナは、ギャング団に目を付けられ追われることとなるー。
予告動画
基本情報
原題:The Domestics
監督:マイク・P・ネルソン
脚本:マイク・P・ネルソン
ジャンル:ホラー、スリラー
上映時間:95分
製作国:アメリカ
アメリカ公開日:2018年6月29日
日本公開日:劇場未公開
登場人物/キャスト
◆ニーナ・ウエスト(ケイト・ボスワース)
ミネソタからミルウォーキーの実家を目指し、夫と車で移動している。夫とは上手くいっておらず、旧姓のモンローを名乗る。
◆マーク・ウエスト(タイラー・ホークリン)
ニーナの夫。慎重に行動し、ギャング団から妻を守る。
◆ベッツィ(ソノヤ・ミズノ)
”チェリーズ”の脱党者。ギャングたちから女性を救出しているが、”プラウボーイズ”に捕らえられてしまう。
◆ネイサン・ウッド(ランス・レディック)
ニーナとマークを食事に招待する男。妻のテレサ、息子のスティーヴン、娘のベラと4人で暮らしている男。
◆スティーヴン(Kaden Washington Lewis)
ネイサンの10代の息子。人を殺すことに抵抗がない。
◆ジム(トーマス・フランシス・マーフィー)
”プラウボーイズ”のリーダー。ネイサンとは知り合いらしい。
◆ディーン(リー・パーキンズ)
”ネイラーズ”のリーダー。ニーナとマークを追って、ネイサンの家に現れる。
◆ウィリアム・カニンガム(デヴィッド・ダストマルチャン)
マークに”ビッグ”との勝負をけしかける男。
◆ビッグ(ジェフ・チェイス)
ウィリアム・カニンガムが連れて来た大男。
◆フィル(リチャード・ホールデン)
ニーナの両親の住む町の住人。ニーナを歓迎する。
◆シンシア(Sophia Rosales)
ニーナの両親の近所に住む夫婦の娘。シャイな少女。
◆クレイジー・アル(Allyn M. Schmitz)
ラジオで”安全情報”と音楽を流すDJ。
◆”ボビーズ”
謎のギャング団。小人らしいとスティーヴンが話す。
ストーリー:無秩序で荒廃したアメリカを南下する夫婦の戦い
突然、アメリカの上空に何機もの飛行機が出現し、毒を撒き散らす。そして何億という人々が死んだ。なぜ多くの国民が殺されなければならなかったのか、政府からの説明はないー。
ニーナとマークは、ニーナの実家があるミルウォーキーを目指し、ミネソタから車で移動している。今や中西部は5つのギャング団に支配されているのだ。それぞれ「ネイラーズ」「プラウボーイズ」「ギャンブラーズ」「チェリーズ」「シーツ」と名乗っている。ラジオからはクレイジー・アルの安全情報が音楽と共に流れている。
移動中に車が故障してしまい、どこかのガレージで修理していたところに、”ネイラーズ”と”シーツ”が現れ、撃ち合いが始まった。
ギャング同士の抗争から逃げ出すことに成功したニーナとマークは、ある1軒屋で休むことにした。二人は警戒しながら家の中へ入る。住人は寝室で殺されていた。血まみれだった。
翌日。田舎道で二人の男が”ネイラーズ”に襲われる。不気味なマスクを被った男が、女がいるところを教えれば解放すると持ちかけた。ひとりがニーナたちを見かけたことを教えるが、すぐに撃ち殺されてしまった。男の連れは斧で引き裂かれてしまった。
ニーナとマークが滞在している家に”ネイラーズ”が現れた。マークは”ネイラーズ”のひとりに忍び寄り、後頭部をドライバーで貫いて殺した。一階のライフルを持った男とは格闘した末、その男の左目をドライバーで刺して仕留めた。
その後、荒れたスーパーマーケットの中で食料を探すニーナとマーク。ライフルを構えた男が現れたが、男に殺意はなく、ネイサンと名乗って親し気に話しかけてきた。そこへ”ネイラーズ”が現れるが、ネイサンの息子のスティーヴンが機関銃で一掃してしまった。
妻にも会って欲しいと言うネイサンの誘いを断り切れず、ネイサンの家に向かおうとするニーナたちの前に”プラウボーイズ”が現れた。ネイサンは”プラウボーイズ”のリーダー、ジムと知り合いらしく、車を降りて声をかける。”プラウボーイズ”のトラックの中にはベッツィという女が捕らわれていた。ニーナの姿を見たジムは気になるようだったが、ネイサンと握手を交わし、行ってしまった。
ニーナとマークが乗ったネイサンの車を、マークに左目を刺された”ネイラーズ”の男が見つめていた。
…続きは本編でお楽しみください(^-^)
キャスト紹介
ケイト・ボスワース
ケイト・ボスワースは、『モンタナの風に抱かれて』がデビュー作。最近では『ソムニア -悪夢の少年-』でジェイコブ・トレンブレイくんのお母さんを演じています。とてもキレイな女優さんですよね~
タイラー・ホークリン
タイラー・ホークリンは、『ロード・トゥ・パーディション』でトム・ハンクスの息子を演じ、フェニックス映画批評家協会賞若手男優賞、サターン賞若手俳優賞を受賞しました。最近では『フィフティ・シェイズ・フリード』に出演してますね。
デヴィッド・ダストマルチャン
ウィリアム・カニンガム役です!!またイカレた男役!似合う(≧▽≦)
この人、なかなか名前を覚えられないんですが(ごめんね)、印象的な俳優さんですよね~
「ダークナイトのあの人!」と、いつも気づきますよ(*^^)v
©Warner Bros.
『アントマン』にも出演してるんですね。今後もステキな脇役出演に期待してます(^-^)
【最新ホラー映画ベスト47!】
2018年アメリカ公開のホラー/スリラー映画50本を紹介してます(^-^)
http://omfrappuccino.com/horror-movie-best-2018
『ザ・ドメスティックス』ネタバレあり感想:キレイなバイオレンス映画
© Orion Releasing LLC.
見る前は『パージ』と似たような映画かなあと思ったんですが、『パージ』とはだいぶ違いました。人が殺し合うところは同じですけれど、『ザ・ドメスティックス』は意外と上品です(笑)
上品と言っても、人の殺され方はなかなか残虐なんですよ。なぜ”上品”と思うかというと…映像がキレイだからかなー。全体的に明るい(色だ)し。
残虐シーンが好きな人もまあ満足できるとは思います。ただ、他のバイオレンス映画のような陰鬱なイメージがない。です。
私は、薄暗い画面にして残虐シーンをテキトーに誤魔化してるようなバイオレンス映画よりずっといいとは思いますが。。
ソノヤ・ミズノさんが出てるから!
この映画、前から気になってたんですよ。なぜって、ソノヤ・ミズノさんが出てるから!
『ハート・ビート』を見た時からソノヤさんのファンなんです。
今回は、女性だけのギャング団”チェリーズ”の元メンバーで、ニーナをかげながら助けるベッツィ役。ライフルや機銃を構えてガンガン撃つ姿がカッコイイです!
© Orion Releasing LLC.
ただ、ベッツィの動機はイマイチわかりませんでした…虐げられる女性を助けたいという使命感に駆られたのかな?口数が少なすぎて、最後はマークも「?」ですよねぇ。
マークとニーナが食べたもの、それは…(ネタバレ)
ネイサンの家で出されたものは「人肉」でした。それを知ったマークは吐き気を憶えますが、ネイサンは平気です。それどころか、「ここに残らなければお前たちも俺たちの食料にする」とマークを脅すのです…国は荒れ放題だし、食べ物があまりないでしょう。生きていくためには人肉だって食べなければ。こういうところは、Netflixで配信されている『マッドタウン』に似てますね。
よくわからなかったのは、ネイサンの妻は知ってたのかどうか。上品な奥さんだったから、知らずに調理していたのかも。スティーヴンは知ってたでしょうね!
ロシアン・ルーレット(ネタバレ)
”ギャンブラーズ”に捕まったニーナとマークのシーンが一番良かったです。
過去の挑戦者たちの血で染められたテーブルに、固定された銃。その銃が取り付けられている棒に手を”留められる”ニーナとマーク。
絶体絶命!
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でも、頭に当たるようにはできてない~(;゚Д゚)
ただ、”ギャンブラーズ”がデッカイ獣のマスクを被っていることには何の意味もないんですね。派手なハロウィンって感じなだけで、コケ脅し。。
みんなが真面目に銃を預けていることにも笑っちゃった( *´艸`)
あっさり殺られちゃう(ネタバレ)
”ネイラーズ”のディーン(片目を刺された男)も、”プラウボーイズ”のジムも、”ウィリアム・カニンガム”も、”ギャンブラーズ”のワンダも、みんな簡単に死んじゃう。。
ディーンは片目を刺されても立ち上がってやってきたから、最後までしつこく追って来る役か?!と思ったら、スティーヴンにあっさり殺られてしまいました。
”ウルトラバイオレンス”野郎が出た時は、ついに最悪の悪役登場か?!と期待させて…ただの変態だっただけ(-_-;)
でも、「時計仕掛けのオレンジ」の良さがわかるイイ男なんですよ♡
バイバイ(ネタバレ)
マークがウィリアム・カニンガムを撃ち殺してしまい、マークと戦う理由がなくなった”ビッグ”は帰って行きました…
スティーヴンとバイバイする姿がかわいい(≧▽≦)!
感想まとめ:ラストの”衝撃の事実”がもう少し違ってたら…
ネタバレ含みます
© Orion Releasing LLC.
ニーナとマークは、猛毒散布が行われる直前はギスギスした夫婦だったけれど、危険な旅をして、共に戦ううちに、再び愛を感じるようになりました。最後には指輪をはめて、ハッピーエンドに♡…サブタイトルを「ロード・オブ・ザ・リング」にしてもいいかもね(?)
見てもらえればわかりますが、このテの映画にしては品があるんですよね~
クレイジーで情け容赦なく、残虐に人を殺すギャング団に”汚さ”が足りないというか…映像がキレイすぎて、バイオレンス映画にしては上品すぎるかも。気楽に見れるバイオレンス・スリラー映画なんです。「今日はちょっとだけバイオレンスな気分」という時におすすめ(?)
…最後に”ボビーズ”の正体がわかりますが…「おお(;・∀・)」という感じで、「ええっ(;゚Д゚)!」というまでもない…もっと”ボビーズ”が悪かったら面白かったんじゃないかな。
うーん、個性的なギャング団とか、この映画、アイデアはいいんですけどねえ。
私は、ソノヤ・ミズノさんやケイト・ボスワースが見れたので、楽しめました(^-^)
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