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実話!暴かれたナチスの罪【マウトハウゼンの写真家】Netflix映画あらすじ、ネタバレ感想

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ネットフリックス新着映画。ナチの強制収容所から命がけで持ち出されたネガにまつわる、実話ベースの物語。『マウトハウゼンの写真家』あらすじ、登場人物、キャスト紹介とネタバレあり感想。

 

 

カモコです(^▽^)o

2月22日新着の、Netflix映画『マウトハウゼンの写真家』

この映画は、実話がベースです。

 

ナチス・ドイツのマウトハウゼン強制収容所で写真撮影を担当するボシュと彼の仲間たちが、ナチスの残虐行為の証拠となるネガを命がけで持ち出そうとします。

 

全ての証拠を隠滅しようとするナチスからネガを守ることができるのか…密かに行動するスペイン人たちの運命とネガの行方は…?

 

『マウトハウゼンの写真家』の、あらすじ、登場人物、キャスト紹介とネタバレあり感想です。

 

ネタバレを読みたくない人は「ネタバレ」と書いてる部分をとばしてくださいね(^-^)

 

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『マウトハウゼンの写真家』作品情報

 

予告動画

 

 

ジャンル:ドラマ
原題:El fotógrafo de Mauthausen
英題:The Photographer of Mauthausen
監督:マル・タルガローナ
時間:110分
製作国:スペイン
アメリカ公開日:2018年10月26日
Netflix配信開始日:2019年2月22日

 

 

あらすじ

 

ナチス・ドイツの強制収容所のひとつである、マウトハウゼン強制収容所には7,000人以上のスペイン人が収容された。

 

マウトハウゼンで記録管理を担当するリッケンは、スペイン人囚人のボシュの写真の腕を買い、助手のように使っていた。所長やリッケンは、施設の内外で起こったことを写真に撮らせ、保管する。

 

1943年、ナチスはスターリングラードの戦いで大敗する。その後すぐに、マウトハウゼン強制収容所の所長が、全ての記録を処分するよう命じる。

 

ボシュはナチスの残虐行為の証拠を残すため、写真のネガの一部を密かに持ち出す。

ネガは数人の仲間たちに分けられ、様々な場所に隠された。

 

ネガを世間に公表し、ナチスの悪行を告発しようと、ボシュは木箱に隠れて収容所からの脱出を試みるが…。

 

 

登場人物/キャスト

 

◆フランセスク・ボシュ(マリオ・カサス)

カメラの腕を買われ、収容所の記録管理部門で仕事をする。

◆バルブエナ(アライン・エルナンデス)

マウトハウゼンの囚人。ボシュと親しい。

◆アンセルモ・ガルバン(アドリア・サラサール)

マウトハウゼンに収容された少年。

◆フランツ・ツィライス(シュテファン・ヴァイナート)

マウトハウゼン強制収容所の所長。

◆パウル・リッケン(リシャルト・ファン・ヴァイデン)

記録管理部門の責任者。マウトハウゼンの目と呼ばれる。

◆ポシャッハー(ライナー・ライナース)

ツィライスのやり方に反対し、囚人に親切に接する雇用主。

◆ドロレス(マカレナ・ゴメス)

収容所で”娼婦”として働かされる女性。

 

『マウトハウゼンの写真家』感想

※この部分にはネタバレはありません

 

 

『マウトハウゼンの写真家』は、オーストリアのマウトハウゼン強制収容所に収容されたスペイン人の物語です。

 

主人公や仲間のスペイン人たちが、ナチス・ドイツの虐殺を証明するため、秘密の作戦を実行するシーンはハラハラしました(>_<)

冒頭からラストまで、とても見ごたえのある映画です。

 

主人公のボシュは、収容所の囚人のひとり。記録管理の責任者であるリッケンに気に入られ、ナチスの撮影や写真の管理を担当することになります。

 

ナチスの言われる通りに施設の中や外で写真撮影をするボシュは、彼らの残虐な行為や、虚偽の記録、大量の死体を目の当たりにします。

 

ナチスの残虐行為に驚愕し、彼らに憤りを感じながらも、ナチスに逆らうことはできず、ボシュは仕方なくリッケンや所長に言われるままに仕事をします。

 

しかし、スターリングラードで敗退したナチスが証拠を隠滅しようと動いた時、ボシュは一部の記録(ネガ)を持ち出し、仲間とともに隠すのです。

 

ナチスの虐殺が写されているネガは、ナチスが告発された時の重大な証拠となります。ボシュと仲間たちは命がけでネガを守ります。

 

ネガを隠すシーンや持ち出すシーンは緊張感いっぱいです。

強制収容所を題材にした映画には、この映画と似たようなシーンがよくありますが、いつ見ても、どれを見てもハラハラしますね。

 

その後も囚人たちは知恵を絞ってナチスの裏をかこうとしますが、ナチスは手強く、執拗で、全て順調にはいきません。

 

ナチスに逆らえば殺される。逆らわなくても殺される…やせ細り、虐待される、残酷な運命を背負った囚人たち…映画とわかっていても辛いものです…

 

この映画では、実際に収容所の囚人たちが過酷な強制労働をさせられた様子を再現しています。そのエピソードは本当に残酷です。

「死の階段」で何が起こったのか、囚人頭が語るシーンにはゾッとしました…

 

実話ベースなので、映画は事実と少し違いますが、ナチス・ドイツの異常で残酷な行為と、囚人たちの勇気ある行動は真実です。

 

Netflixオリジナル映画の良作です!おすすめします(^-^)

 

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ネタバレあり感想

以下ネタバレあります。視聴後にご覧ください。

 

画像引用:EL FOTÓGRAFO DE MAUTHAUSEN. Tráiler © Netflix

 

『マウトハウゼンの写真家』は、とても興味深い映画で、考えさせられました。そして勉強になりました。

 

主人公のボシュが悪びれない、明るい人物なので、前半の展開はそれほど暗くはなかったですね。しかし、後半は…ハンスが木箱に隠れたシーンからドキドキでした。

 

後半には衝撃的なシーンが連続し、心が重くなりました。ナチスドイツと強制収容所に関する映画は、いつ見ても辛いですね…

 

オーストリアのマウトハウゼン強制収容所に収容されたスペイン人は7000人以上もいたとのこと。しかも、彼らは、当時のフランコ政権にスペインの国籍を剥奪されています。

 

そんなに酷い扱いを受けたのに、彼らの事はスペインでもあまり知られていないそうです。

 

今回、この映画を通して、マウトハウゼンの実態を知り、世界中の人々がボシュと仲間の勇気を称えたでしょう。

 

映画に描かれることが全て事実というわけではありませんが、映画は事実を知るための良いきっかけとなりますね。

 

映画の中で、「マウトハウゼンには35通りの死に方がある」と語られます。

 

ガス室に送られる、薬物注射を打たれる、犬によって引き裂かれる、真冬に冷水シャワーを浴びせられる…というように、どれも怖ろしい死に方です。

 

最悪で最も残酷なのは、石を背負って「死の階段」を登ること。

 

劣悪な環境のせいで、痩せて体力を失くした囚人たちに、重い石を背負わせ、階段を上らせる。力尽きて倒れれば、看守が容赦なく棒で叩く。もしくは階段から突き落とされる。

 

囚人頭が語った、最初の犠牲者たちの話にはゾッとしました。。

 

「ユダヤ人が300人やってきた。まず最初の100人を登らせた。階段の頂上で囚人たちは待たされ、そこに犬が放たれた。囚人たちは逃げたが階段から滑って全員死んだ。そして次の100人を登らせた…」

 

次の100人は、どんな気持ちで階段を上ったのか。

そこには絶望しかありません。

考えただけでも重く、悲しい気持ちになりますね。

 

その階段を視察に来て、何食わぬ顔で上るヒムラーとナチス親衛隊の幹部たちに腹が立ちます!

 

しかし、彼らの誤算は、そんな自分たちの様子を自ら写真に収めたことでした。

 

画像引用:EL FOTÓGRAFO DE MAUTHAUSEN. Tráiler © Netflix

 

父親と引き離されてしまった、アンセルモ少年の成り行きにもハラハラしました!

 

あの所長の息子…この映画を見た人たちの大半から恨まれてますね(=_=)

(息子役のあの男の子はすごく上手に演じましたね!演技は素晴らしかったです(^-^))

 

幼い息子に本物の銃を持たせ、人に向けて撃たせる父親(所長)…やりすぎだと言う招待客に「狩りを教えているだけだ」と笑いながらでサラリと言ってのけます。

 

実際に(本物の)ツィライス所長が息子の誕生日パーティーに50人近くの囚人を射撃の為に用意した、という噂があるそうです。本当かどうかわかりませんが、あの所長ならやりかねないのでは(=_=)

 

アンセルモくんが、優しいポシャッハーさんのところに引き取られて良かった…それだけが救いでした。

 

ハンスの脱出は成功せず、残念ながら捕まってしまいました…

 

わざと明るい音楽を演奏させ、ハンスを見世物にする、ナチスのおぞましい行為…その後絞首刑にしたハンスの側を、囚人は行列になって通ります。

見せしめにされたハンスを見るように言われてるんでしょうね…みんなチラリと見ながら通り過ぎます。本当に心が痛みます。

 

ハンスはナチスに捕まってしまいましたが、彼はネガを守り抜きました。それにはバルブエナが協力していました。

 

ラスト近くで、ボシュが黒いバンに乗せられたシーンも、見るのが辛かったです。

あのバンには仕掛けがあって、車内にガスが充満するように作られていました。

 

序盤あたりで、所長があのバンを見た時、「早くて効率的で汚れない!」と、小躍りせんばかりに喜んでましたが、そういうことだったんですね(-_-)

 

ボシュたちは、装置が壊れたおかげで助かりましたが、一体何人の囚人があの中で亡くなったのでしょうか…想像しすぎると気が狂いそうになりますよ…

 

ラストは、アメリカ軍により強制収容所が解放された後のシーンでした。

 

元囚人たちが、収容所の門の上につけられていたナチスの紋章を粉々に砕いたシーンを見た時、やっと心が少し軽くなりましたよ。

 

ボシュは独房に隠したネガを取り戻しにマウトハウゼンに戻ります。

 

そして彼は最後の最後まで、ナチスの残虐行為を目にするのでした。

あの小男は、口を縫われ、体を立てに切り裂かれたうえに、ホルマリン漬けにされていました。これは、リッケンの仕業じゃないでしょうか。

 

そのリッケンはまだ収容所内にいて、「私は写真を撮っていただけだ。無実だ」と訴えます。

 

無実…どうしてそんなことが言えるのか。彼らは本当に狂ってますね。

 

ボシュはカメラを奪うだけに留め、仕返しに殺したりはしませんでした。

 

ツィライス所長の遺体は鉄条網に引っ掛けられていました。素っ裸にされ、首には絞首刑用の縄がかけられ、体中に落書きされています。

所長が受けて当然の、屈辱的な死に方でした。

 

ラスト

 

エンドロール前に、ニュルンベルク裁判の実際の映像の一部が少し映し出されます。

 

「マウトハウゼンの収容所を訪ねてきた人はここにいますか?」そう問われて指を差す男性。彼はボシュなのでしょうか?

 

言葉だけなら否定できるかもしれませんが、ボシュたちが必死で守ったネガに全てが写っています。ウソで誤魔化すことはできないのです。

 

ボシュと仲間が命をかけて守った証拠は、ナチス・ドイツの残虐非道な行為とそれに関わったナチス親衛隊たちを裁きました。

 

画像引用:EL FOTÓGRAFO DE MAUTHAUSEN. Tráiler © Netflix

 

世界で過去に残虐行為を行ったのは、ナチスだけではありません。

人が人に信じられないほど怖ろしい行為をした過去の記録は、多くの国に残されています。

ナチスやルワンダのような大規模虐殺は滅多にありませんが、二度と起こらないようにしなければなりませんね。

 

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マウトハウゼンの事実

 

画像引用:EL FOTÓGRAFO DE MAUTHAUSEN. Tráiler © Netflix

 

マウトハウゼン強制収容所やボシュについて調べてみたので、ご紹介します。

マウトハウゼン強制収容所とは?

 

オーストリアの花崗岩採石場の側に建てられた強制収容所です。

場所は地図の赤い印のところです。

 

 

映画で再現されているように、マウトハウゼン強制収容所の人々は重い石を担がされ、186段の石段を登るよう強制されました。採石場での仕事につくことは「死」を意味し、石段は「死の階段」と呼ばれたそうです。

 

フランセスク・ボシュはどんな人?

 

ボシュは1941年1月にマウトハウゼン強制収容所に収容されます。その時彼は20歳でした。

 

ドイツ語が話せたので、最初は通訳として働き、その後写真の腕を買われて記録管理の仕事をするようになったそうです。

 

ニュルンベルク裁判では、20,000ものネガを隠したと発言したそうです。(全てが残ったわけではないようですが)

 

ボシュは強制収容所で受けたダメージから回復できず、30歳という若さで亡くなっています。

参照:El Pais

 

タルガローナ監督は、実在のフランセスク・ボシュについて、歴史家のBenito Bermejoの著書「The photographer of the horror(El fotógrafo del horror)」などを参考にしたと語ったそうです。

El fotógrafo del horror
Benito Bermejo Sanchez
thebookcommunity

 

多数の資料からインスパイアされた監督は、主人公のボシュを、親しみやすく、頭が良く、少し自惚れた感じがするキャラクターに仕上げたそうです。

参考:Variety

 

アンナ・ポイントナー

 

アンナ・ポイントナーは、強制収容所の外から囚人たちを支援した地元の女性だそうです。ネガは彼女に預けられ、無事に保管されました。

映画のラストで、アンナが石垣にネガを隠していたことが描かれてますね。

アンナは、収容所の囚人たちのために、フェンス越しに食料などを投げ込んでくれたそうです。本当に勇気のある女性です。

参照:El Pais

 

ツィライス所長の最後

 

映画のラストで、ボシュがマウトハウゼン強制収容所に戻ると、ツィライス所長がフェンスに引っ掛けられたような形で晒され、辱められていました。

当然の報いですよね。

 

実際は、収容所の解放後、ツィライスは家族とともに山へ逃げました。しかし追手に撃たれて傷を負い、捕まります。

 

公式には、ツィライス所長はグーセンの病院で死亡し、その後にグーセンのフェンスに吊るされたとされているそうです。

 

しかし、映画のようにマウトハウゼン強制収容所のフェンスに晒されているのを見たという人がいるそうです。所長の体中に鍵十字がペイントされていたとか。

 

グーセンで死んだにせよ、マウトハウゼンで死んだにせよ、最後は屈辱の中で死んでいったんですね。

 

参照:The confession of Franz Ziereis, Commandant of the Mauthausen concentration camp

※参照したメディア(ソース)は100%正確な情報ではないかもしれません。ご了承ください。

 

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キャスト

 

マリオ・カサス

 

ボシュ役のマリオ・カサスは、『クローズド・バル』や『スガラムルディの魔女』、Netflixオリジナルの『オオカミの皮をまとう男』に出演してます。

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アライン・エルナンデス

 

バルブエナ役のアライン・エルナンデスは、Netflixで1月から配信されている『SOLO 孤独の淵で』に主演しています。

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監督:マル・タルガローナ

 

マル・タルガローナは『ボーイ・ミッシング』の監督です。スリラー映画『ロスト・アイズ』では、ギレルモ・デル・トロとともに製作に携わっています。

『ロスト・アイズ』はなかなか面白かったです。

 

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