【ザ・ロード】ヴィゴ・モーテンセン主演映画。あらすじ、ネタバレ感想

SF/ファンタジー

ヴィゴ・モーテンセン主演の近未来SF映画『ザ・ロード』。息子のために必死で生きる父親の姿に感動。あらすじ、登場人物、キャスト、監督紹介とネタバレあり感想です。

 

カモコです(^▽^)o

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昨日は配信されている映画の中から、ザ・ロードを見てみました。

 

主演はヴィゴ・モーテンセン

大災害のせいで荒廃したアメリカを、生き残った親子が旅する様子が描かれます。

凍える世界で十分な食料もなく、死を感じながらも進む親子。息子を必死で守ろうとする父親の姿に心打たれました。

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「ザ・ロード」作品情報

 

 

ジャンル:SF、ドラマ
原題:The Road
監督:ジョン・ヒルコート
時間:111分
製作国:アメリカ
アメリカ公開日:2009年12月18日
日本公開日:2010年6月26日

 

「ザ・ロード」あらすじ

 

The Road (2009) Official Trailer ©The Weinstein Company

 

ある日、地球は大災害にみまわれ、大多数の人間が死に絶えた。動物や植物もほとんど生き残っていない。

生き残った人間は、難民になるか盗賊になった。食料不足から人は飢え、中には人を喰う者さえいる。

 

凍える大地を、父と息子が放浪している。

父親は銃を持っていた。弾は2発だけだ。いざという時のために、まだ幼い息子に拳銃自殺のやり方を教える。

 

ある時、親子はトラックに乗った武装集団に出くわす。近づいてきたひとりに父親が銃口を向けるが、その男に隙を突かれ、息子を人質に取られてしまった。しかし父親はすぐに男を撃ち殺した。

銃声に気づいた男の仲間に追われたが、なんとか逃げ切ることができた。

 

その後、親子は武装集団のアジトを見つける。全員外出しているようだった。

親子は建物の中に入り、食料を探す。

父親が鍵のかかった扉を見つけた。鍵を壊し、地下室へ入ると、”彼らの食料”として何人もの人間が入れられていた。

 

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「ザ・ロード」登場人物/キャスト

 

◆父親(ヴィゴ・モーテンセン)

◆息子(コディ・スミット=マクフィー)

◆母親(シャーリーズ・セロン)

◆老人(ロバート・デュバル)

◆退役軍人(ガイ・ピアース)

◆退役軍人の妻(モリー・パーカー)

◆盗人(マイケル・ケネス・ウィリアムズ)

 

「ザ・ロード」感想

 

この映画は、荒廃したアメリカを、生き残るために必死で進む親子の物語。父親は息子を守りながら人間の尊厳を教えます。一方で、生き残るためには非情であることも必要だと教えます。

 

ポスト・アポカリプスものですが、他の映画のように派手に災害が起こったり、殺戮行為が繰りひろげられたり、ゾンビが出たりしません。

食料不足のせいで一部の人間が食人をするようになっていますが、ホラー映画のようなシーンは期待できないのであしからず。

 

食べるものがなく、他人を信用することができず、自然災害が続く灰色の世界で、人は希望を失わずに生きることができるのか、行く先に希望はあるのか、と、考えさせられる映画です。

 

オソレゾーンに興味のある人は、こちら↓の記事をご参照ください。

怖!阿鼻叫喚のVOD「OSOREZONE/オソレゾーン」無料体験の感想

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「ザ・ロード」ネタバレあり感想

以下ネタバレあります。視聴後にご覧ください。

 

近未来SFですが、内容はヒューマンドラマですね。

 

ヴィゴ・モーテンセン演じる父親は、息子の為に南へ移動を続けますが、どこへ行っても落ち着けるような場所はありません。

動物も植物もほとんど死んでいるので、道端にすら食べられそうなものはありません。親子はかろうじて飢えをしのぎながら旅を続けます。

 

父親も息子も、骨が浮き出るくらい痩せてます。着ているものはボロボロだし、移動中はほとんど野宿のようです。

絶望的な状況の中で、子供に希望を持たせるのは至難の業ですよね…

希望を与えすぎては失望感が強まるだけ。しかし、希望を失くせば、人は生きる気力を失くしてしまう。それは”死”と同等です。

 

大規模な災害が起こり、文明は破壊されてしまっています。しかも災害は終わることなく、親子が移動する間にも時々地震が起こったり、天候が荒れたりしています。

彼らはいつも外で過ごすので、災害に巻き込まれないように気をつけなければならないのです。

 

そして災害以上に怖いのが、人間。

食料がないため、一部の人間は食人を何とも思わなくなり、誰かれ構わず犯して、殺し、食べるようです。

そんな連中に狙われないよう、親子は用心深く移動します。

 

死と隣り合わせの毎日を、親子は必至で生きていきます。

そんな地獄のような環境でも、父親は息子に人間の尊厳を教えます。

そして息子は父親を信頼し、”善き者”として生きる努力をします。

残酷で厳しい世界を生きていますが、人を思いやる気持ちをしっかりと持っているのです。

 

父親は”善き者”であれ、と息子に教えながらも、他人を信用せず、時に奪います。

息子を守り、生きるためには仕方のないことなのです。

父親は”油断すれば自分たちがやられる”と思っています。残念ながら、彼らの生きる世界ではそれが常識です。

 

ですが、息子はそれを善しとしません。

そんなことをしてはいけないと、父親に逆らい、諭すのです。

旅の途中で出会った老人に、息子は食料を分けてあげたり、自分たちから奪った男を許そうとします。

 

息子はまだ子供なので、世界の厳しさがわかっていないのかもしれません。

だけど、息子のその姿こそ、父親と母親が望んだ姿でしょう。

父親は「それでは甘い」と口で言いながらも、きっと心の中ではそんな息子の姿を誇らしく思ったでしょう。

荒んだ世界でも人間らしく生き、思いやりを忘れない我が子の成長を喜んだでしょう。

 

悪夢を見てしまう息子に、「悪い夢を見る間は戦う気力があり生きている証拠だ。いい夢を見始めたらそれは危ないことだ」と父親は教えます。

 

父親は、妻の夢を見ます。

荒廃した世界で生きることに耐えられなくなった妻。

父親は、妻に約束した通り、息子の為に南を目指すのです。妻との約束が、彼を突き動かしているのでしょう。。

 

The Road (2009) Official Trailer ©The Weinstein Company

 

クライマックスで、大怪我を負った父親はとうとう動けなくなりました。

息子に「先へ進め、善き者の仲間を見つけろ」と言います。

そして亡くなってしまいます。

 

息子の為に必死で生きてきた父親ですが、ラストでとうとう生きることを止めました。

それは失望したからではなく、”その時”が来たからだったのでしょう。

肉体も精神も、限界がきてしまっていました。

 

父親の死体に寄り添い、悲しむ息子の前に、一人の男が現れます。

男は”父親”でした。妻もいました。

そして、息子がずっと希望していた、自分と同年代の子供もいました。

犬までも。

妻は「あなたたちの後を追ってたのよ。心配してたの」と涙を浮かべて話しかけます。

 

彼らは真に”善き者”なのか。

 

「善き者だという証拠は?」と尋ねる息子に、男は「ない。賭けるしか」と返します。

 

騙し合い、奪い合い、殺し合う世界で、正直な返答をしたその男は”善き者”に違いないと思います。

 

静かなラストシーンでしたが、その先を想像せずにはいられません。

彼らが安住の地を見つけられるように祈らずにはいられません。

そして、彼らが”善き者”であり続けられるようにと、希望せずにはいられません。

 

地味な映画ではありましたが、「人が人として生きること」について、深く考えさせてくれました。

 

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キャスト

 

ヴィゴ・モーテンセン

 

ヴィゴ・モーテンセンと言えば、今話題の『グリーンブック』。この映画、大ヒット間違いなしですね!面白そう(^-^)

 

『ロード・オブ・ザ・リング』に出演し、アラゴルン役でブレイクしました。

ヴィゴ・モーテンセン出演の映画で一番のおすすめは『はじまりへの旅』です。

この映画、必見ですよ(^-^)

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コディ・スミット=マクフィー

 

息子を演じた、コディ・スミット=マクフィーは、『モールス』や『X-MEN: アポカリプス』に出演しています。

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ガイ・ピアース

 

ガイ・ピアースが出演した初期作品は『L.A. コンフィデンシャル』や『メメント』が知られていますが、デビュー作は『プリシラ』です(^-^)

『プリシラ』見たことない人は、あまりにもイメージの違う彼の姿に驚くこと間違いなし(笑)!

 

ガイ・ピアース出演作品で一番好きなのは『ブリム・ストーン』です。

【ブリムストーン】悪魔に救済はない。地獄の炎に焼かれるのみ。

 

原作:ザ・ロード

 

映画の原作は、コーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』。

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コーマック・マッカーシーは、映画『ノー・カントリー』の原作者でもあります。

 

監督:ジョン・ヒルコート

 

ジョン・ヒルコートは、『欲望のバージニア』や『トリプル9 裏切りのコード』を監督しています。

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